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製造業の時間外労働はどれくらい? 残業代についても解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月4日 23時30分

製造業の時間外労働はどれくらい? 残業代についても解説

仕事とプライベートを両立したいと考えている人も多くなっていると思います。そのような人にとって、興味のある業種の労働時間や残業代は気になるところです。特に製造業は残業が多いという印象を持っている人も多いのではないでしょうか?   そこで本記事では、製造業の労働時間がどのようになっているか、残業代とともに紹介します。

製造業の労働時間

日本経済団体連合会は「2020年 労働時間等実態調査」で労働時間の調査結果を報告しています。同調査によると、2019年の労働時間の平均は2000時間です。2017年は2040時間、2018年は2031時間だったので、労働時間は少しずつ短くなっていることがわかります。
 
製造業の平均的な労働時間は1984時間です。1ヶ月あたりに換算すると、165.3時間となっています。2017年は2020時間、2018年は2014時間です。こちらについても、少しずつ短くなっているので、労働環境が改善されているとわかります。
 
非製造業は2014時間でした。製造業の労働時間は全体の平均だけでなく、非製造業よりも短いようです。そのため、仕事とプライベートの両立がしやすい業種だと考えられます。
 

製造業の時間外労働

労働時間だけでなく、時間外労働が多いのかも就職や転職の際に重要な要素です。
 
時間外労働の平均は、「業種全体」で年間184時間となっています。1ヶ月あたり15.3時間です。時間外労働についても、2017年は197時間、2018年は196時間と最近の方が短くなっているので、労働環境の改善がうかがえます。
 
これに対して『製造業』の時間外労働の平均は180時間です。1ヶ月あたり15時間なので、業種全体の平均とほとんど変わりありません。2017年は194時間、2018年は193時間となっているので、製造業の方も少しずつ時間外労働の時間が短くなってきています。
 
非製造業の時間外労働の平均時間は189時間です。そのため、製造業は他の業種と比べても、時間外労働が短く、プライベートの時間も多く確保できる業種だと考えられます。
 

製造業の残業代

時間外労働は労働時間が長くなるので、体力的に厳しいものですが、その分残業代を受け取れるメリットがあります。それでは、残業代の平均はいくらになるのでしょうか?
 
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和5年1月分結果速報」では、所定外給与の平均月額について公表しています。所定外給与とは、時間外手当、早朝出勤手当、休日出勤手当、深夜手当などの所定の労働時間を超えて労働をした場合に支払われる給与のことで、いわゆる残業代です。
 
同調査によると、所定外給与の平均月額は1万8647円となっています。産業別に見てみると、製造業は2万7522円です。製造業は平均よりも残業代を多く受け取れるので、時間外労働も働き甲斐があるといえます。
 

製造業は働きやすく、給与もよい産業

本記事では、製造業の労働時間がどのようになっているかについて解説するとともに、残業代についても紹介してきました。製造業は、労働時間が平均よりも短いので、仕事とプライベートの両立がしやすい業種だといえます。
 
また、時間外労働も平均より短く、それでいて残業代は平均よりも高いという特徴もあるので、働きやすく給与も良い産業と言えるでしょう。製造業で働くことを考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
 

出典

厚生労働省 2020年 労働時間等実態調査
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年1月分結果速報
厚生労働省 毎月勤労統計調査で使用されている主な用語の説明 所定外給与
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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