【親のスマホもチェック】スマホで詐欺被害!? あなたのスマホは対策できていますか?
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月29日 6時0分
簡単な操作でさまざまな情報を入手できたり、友人などとコミュニケーションを取ったりするなど、スマホは日々の暮らしの中で役に立つツールです。 しかし、スマホを使った詐欺被害が多発していることを知らない人もいるのではないでしょうか? あるいは、スマホを使った詐欺被害があるのは知っていても、具体的な手口が分からない人もいることでしょう。 本記事では、スマホを使った詐欺被害の種類と内容、詐欺被害に遭わないための対策を解説します。
スマホ詐欺被害とは? 種類と内容を解説
普段の生活の中で欠かせないアイテムの1つとなっているスマホですが、実は以下のようなスマホを使った詐欺被害が多発している状況です。
・フィッシング詐欺
・ワンクリック詐欺
・当選詐欺
ネットニュースで見かけるだけでなく、実際に詐欺を疑うメールを受け取った人もいるのではないでしょうか? それぞれの詐欺の内容を解説します。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、インターネット通信販売サイト、通信事業者、クレジットカード事業者などからのSMS(ショートメッセージサービス)や電子メール、Webサイトを装って、クレジットカード番号やユーザーIDやパスワードなどのアカウント情報を奪い取る詐欺行為です。
令和元年以降増えている詐欺被害で、警察庁の「令和4年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」では、フィッシング報告件数は令和3年で52万6504件、令和4年では96万8832件と、前年より1.8倍以上も増加している旨を伝えています。
ワンクリック詐欺
ワンクリック詐欺とは、WebサイトやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、電子メールなどに記載されたURLをクリックするだけで、入会金や退会金といった料金を一方的に請求される詐欺行為です。
無料などの語句を使用し、クリックすると、登録完了のメッセージや料金の請求画面が表示されるのが一般的な手口です。また、利用者の端末情報やプロバイダーなどの個人情報を画面に表示させるなど、相手に恐怖を与えて支払いを行わせるといったケースも数多く見られます。
当選詐欺
当選詐欺とは「抽選に当たった」などの言葉を使用して、相手をだます詐欺行為です。偽の当選画面やWebサイトから、当選賞品の送付に必要という目的で、個人情報やクレジットカード、銀行口座などの決済情報を盗み取ります。
もちろん、当選賞品が届くことはありませんし、個人情報や決済情報が売却される、別の詐欺に使われる、クレジットカードが不正利用されるなどの被害に遭う可能性が高いです。
スマホで詐欺被害に遭わないための対策とは?
スマホで詐欺被害に遭わないための効果的な対策は、以下のとおりです。
・メールやSNSなどに記載されたURLを安易に選択しない
・OSやアプリのアップデートを欠かさない
・セキュリティーアプリを導入する
どの対策も今すぐにスマホから行えます。対策別に内容を解説しますので、スマホで詐欺被害に遭わないためにチェックしておきましょう。
メールやSNSなどに記載されたURLを安易に選択しない
ワンクリック詐欺やフィッシング詐欺の被害に遭わないためにも、電子メールやSNSなどに記載されたURLを安易に選択するのは避けましょう。
また、安全性を確認できないWebサイトを開いたり、応募した覚えのない懸賞の当選に反応したりするのも危険です。発信元やURLを確認してみて、少しでも疑わしい場合は無視をすれば、詐欺被害を未然に防げるでしょう。
OSやアプリのアップデートを欠かさない
OSやアプリのアップデートの通知を受け取ったら、欠かさず行うようにしてください。スマホの機能だけでなく、ウイルスも進化しています。良いスマホを使っていても、OSやアプリを古いバージョンにしたままでいると、ウイルスや乗っ取りなどの被害を避けられないリスクが発生します。
そこで、OSやアプリを定期的にアップデートして最新の状態を維持することで、スマホのセキュリティーの強化が可能となります。
セキュリティーアプリを導入する
スマホの詐欺被害を防ぐために、セキュリティーアプリを導入するのも有効な対策です。
詐欺サイトをブロックする、危険性の高いWi-Fiへの接続を警告する、詐欺SMSを迷惑メッセージフォルダーに振り分ける、パスワードの漏えいをチェックするなど、スマホ詐欺被害を防ぐためのさまざまな機能が備わっています。
セキュリティーアプリによっては、無料トライアル期間を設けているものもあるので、使い勝手を確認してから有料契約に移行してもよいでしょう。
スマホ詐欺被害に遭う前に対策を立てておこう
スマホを使った詐欺被害は複数あります。「利用したことがある企業からのメールだから」など、何も疑わずにリンクをクリックしたり、個人情報などを入力したりした結果、実は詐欺だったというケースも存在するのです。
詐欺被害に遭わないためには「詐欺に遭うかもしれない」という危機感を持ち、事前に対策を立てておくようにしてください。また、自分だけでなく親や子どもと一緒に、スマホ詐欺被害の詳細や危険性を話し合っておくことも大切です。
出典
警察庁 令和4年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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