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賃貸住宅で退去時の平均費用は約6万円! トラブルを避けるためにすべきことは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月29日 3時40分

賃貸住宅で退去時の平均費用は約6万円! トラブルを避けるためにすべきことは?

賃貸住宅の退居時は、トラブルを避けるためにいくつかの準備をしておくことが重要です。引っ越し先での生活がスムーズに進むように、FPが退居時にすべきこととトラブルが起きた際の対処法について解説します。

トラブルを避けるためには

株式会社プラスワン(京都市)2020年3月に男女200名を対象にした「賃貸物件の退去費用に関するアンケート」によると、賃貸物件を退去するときに請求された退去費用の平均額は6万3283円でした。
 

退去時にトラブルが発生した金額の例

退去時には、「入居前からあった壁や床の傷に関して原状回復費用を請求された」や「高額なハウスクリーニング代を請求された」など、金銭面でトラブルが発生することがあります。
 
上記アンケートによると、請求された退去費用が平均より高かった人が退去費用の交渉をした場合、2万7045円も安くなったという結果もあります。金額はさまざまですが、請求された退去費用が平均額よりも高ければ退去費用の交渉をするべきです。
 

トラブルを避けるために入居時にしておくべきこと

引っ越し後に退去時のトラブルを避けるためにも、入居時に物件の賃貸契約書や法的な規定をよく読みましょう。特に退去時のルールや、物件の修繕費用については注意が必要です。納得できない箇所があれば、不動産業者やオーナーに確認しましょう。
 
また、写真や動画などで物件の状態を確認することが大切です。物件内の傷や汚れ、備品の状態、設備の動作確認などをチェックし、異常があればすぐに不動産業者やオーナーに報告しましょう。
 

トラブルに巻き込まれた際の対処法

大家さんや不動産会社から、予想以上の金銭を要求されてトラブルが発生した場合は、話し合いが大切です。話し合いによってトラブルの原因を明確にし、解決策を模索してみましょう。
 
なかには、借りる側が賃貸の知識がないと思われて、高い値段を提示してくるケースもあります。国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の内容を参考に、おかしな点がないか確認しましょう。
 
また、話し合いがうまくいかない場合は、中立的な立場の第三者を入れることも考えられます。例えば、不動産業者や弁護士、行政書士などを利用することができます。
 

まとめ

賃貸住宅の退去時に必要な負担額には、原状回復費用やクリーニング費用、未払い家賃などがあります。退去時のトラブルを避けるために行うべきことは、物件の状態を写真で撮ることが必要です。これによって、退去時にトラブルが発生する可能性を減らすことができます。
 
また、トラブルに巻き込まれた際には、まずは契約書や支払い履歴を確認し、問題があれば早めに大家さんや不動産会社と話し合いを行い、解決策をみつけることが重要です。もしも解決が難しい場合は、不動産業者や行政書士、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
 

出典

株式会社プラスワン 賃貸物件の退去費用に関するアンケート
国土交通省 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版) P3、退居時トラブルにつながる大きな原因→入居時における物件の確認不足)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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