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【また教育費が発生?】孫育てと定年後のお金の関係性を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月29日 8時10分

【また教育費が発生?】孫育てと定年後のお金の関係性を解説

定年後は収入が限られるため、お金のやりくりに工夫が必要です。さらに、子の援助や孫育てが加わるとうれしい反面、出費もかさみ老後の資金がひっ迫する可能性もあります。   本記事では、子の援助やお孫さんにかかる費用の目安や注意点を解説します。

子の援助や孫育てにかかる費用一覧

定年を迎える年齢はちょうど子どもが結婚・出産する時期と重なり、イベントで出費が増え生活費に不安を感じる可能性があります。
 
必要な金額は子どもや孫の人数により大きく差が出ます。具体的には、子どもが3人いる場合や、孫が何人もいる場合はより多くの資金が必要になります。特に、子どもが家を建てる際は大きな金額が動く可能性があります。
 
参考までに、一般社団法人不動産流通経営協会「不動産流通業に関する消費者動向調査<第27回(2022年度)> 調査結果報告書」によると、親から子への住宅資金援助の平均額は新築住宅購入者の場合で998万2000円とデータが出ています。必ずしも資金援助が求められるわけではありませんが、事前に備えておくと子どもに満足がいく援助を行えます。
 

イベントだけでなく細かい費用も!

子や孫のライフイベントにかかるお金だけでなく、小さな出費もかさみます。一部ではありますが、具体的には下記のとおりです。

●孫のランドセルや机の代金
●孫の自転車購入代金
●お年玉やお小遣い
●誕生日やクリスマスのプレゼント購入代金
●子家族が帰省した際の交通費
●おやつ等の食費
●孫育て時の光熱費

子どもが孫を連れて帰省した際に、せっかく来てくれたのだからと交通費を渡すケースが多くみられます。子どもが近くに住んでいる場合でも、夏休みや冬休みに孫の世話をする家庭も多く、光熱費や食費がかさみます。さらに、夏休みであれば遊びに連れて行ったり、おもちゃを買ってあげたりと小さな出費が重なり、最終的には大きな金額を費やしていることもあります。
 
イベント時の費用だけでなく、子や孫と過ごす時間のなかで発生する出費も視野に入れておきましょう。
 

【無理はNG!】定年後の出費にまつわる注意点

大切な子や孫に少しでもお金を渡したいと考える気持ちはとてもすてきですが、自身の財布事情や今後を見据えて出費をコントロールしなければ老後破産につながる可能性があります。
 
「子や孫にお金を費やしすぎて、結局迷惑をかけてしまった」と後悔しないために、下記3つの注意点を意識しましょう。
 

イベント費用は冷静に

子や孫の晴れ舞台は喜びのあまり財布のひもがゆるみがちですが、必要以上に多くのお金を渡し自身の生活が困窮しては本末転倒です。祝い金の相場は決まっていますが、あくまで目安とし、無理のない金額を包むようにしましょう。
 

お金だけが援助じゃない

子や孫にお金を渡すと喜ばれますが、お金以外にもできる援助方法はたくさんあります。孫が熱を出したときに看病を代わったり、産後で疲れ切っている子に食事を作ってあげたりお金でないサポートは豊富にあります。
 

「本当に必要か」を問いかける

お祝いといえばお金のイメージが非常に強いですが、本当にお金が必要なのか、いま一度自身に問いかけましょう。子が社会人としてお給料をもらっていたり、自分の力で家族を養っていたりする場合は無理に多くのお金を渡す必要はありません。気持ち程度のお祝い金とともに、「おめでとう」「頑張っているね」と声をかけてあげる、お金以外のサポートにまわるなどをしてもよいでしょう。
 

まとめ

定年後の生活にゆとりをもちながらも、かけがえのない子や孫にお金をかけたいものです。自分の人生を楽しむためにも、お金の使い方は計画的かつ適切な金額で出費ができるよう本記事を参考にしてみてください。
 

出典

一般社団法人不動産流通経営協会 不動産流通業に関する消費者動向調査<第27回(2022年度)> 調査結果報告書(概要版)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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