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大学生の生活費は「実家暮らし」と「1人暮らしだ」で3倍の差に!? 必要な費用を確認

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月29日 10時30分

大学生の生活費は「実家暮らし」と「1人暮らしだ」で3倍の差に!? 必要な費用を確認

大学生活を送る上で、授業料などの学費は必要不可欠です。それだけでなく、生活費も多くかかってしまいます。特に大学入学を機に1人暮らしを検討している場合もあるでしょう。それでは、大学生の生活費は実家暮らしと1人暮らしで、どのくらいの差があるのでしょうか?   本記事では、大学生の生活費について実家暮らしと1人暮らしでどのくらいの差があるのか、解説します。

大学生の生活費の推移

日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査結果」によると、大学生の生活費は2008年から2020年の期間で60万円台から70万円台で推移しています。ほぼ横ばいといえるので、大学生の生活費はここ数年では大きな変化がないと考えられます。
 

令和2年度の大学生の生活費

日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査結果」では、居住別で大学生の生活費についても調査しています。自宅(実家暮らし)とアパート等とで区分されているので、それぞれを比較します。
 

自宅(実家暮らし)の生活費

自宅暮らしの大学生の生活費は、国立、公立、私立を合わせた平均で160万2000円です。月額に換算すると、月に13万3458円(小数点以下四捨五入)になります。
 
しかし、同調査の生活費には学費も入っているので、正確な生活費ではありません。そこで、160万2000円の内訳を見てみると、学費が121万5000円、学費を除く生活費が38万7000円となっていました。生活費を月額に換算すると、月に3万2250円です。実家暮らしの場合は食費や家賃代などがほとんどかからないことから、この金額で済むと考えられます。
 

アパート等の生活費

続いて、アパート等に居住している大学生の生活費は、国立、公立、私立を合わせた平均で215万1000円です。自宅の場合と同じく内訳を見ると、学費が104万3000円、生活費が110万8000円となっています。月額に換算すると、月に9万2333円(小数点以下四捨五入)です。
 

実家暮らしと1人暮らしの生活費の差は3倍!

実家暮らしと1人暮らしの生活費を比較すると、3万2250円と9万2333円なので、約3倍の差があることが分かります。大学生活を送るためには生活費だけでなく、学費も支払わなければいけないので、1人暮らしの場合は大きな負担です。
 

入学後に奨学金を申し込むことも可能

大学に通い始めてから生活費が多いことに気がつく場合もあると思います。その際、入学時に奨学金を受けていなかった場合は、入学後に奨学金を受けることは可能なのでしょうか?
 
入学後に奨学金を申請することは可能です。日本学生支援機構の「在学採用」にあたります。在学採用を申し込む場合でも家計基準や学力基準などを満たしていることが必要です。基準を満たしていることを確認し、申し込むことも考えましょう。
 
また、在学採用は入学時の奨学金(予約採用)を申し込んで不採用だった場合でも、申し込むこともできます。入学後に基準を満たしていると、採用される可能性があるので、気になる人は再度申し込むことをおすすめします。
 

生活費を気にしない大学生活を送るために、できることを考えましょう

1人暮らしでは生活費が多くかかってしまいます。そこで、生活費を気にしない大学生活を送るために、アルバイトをしたり、節約したりするなど、できることを考えてみましょう。
 
また、学費の負担を減らすために奨学金を申し込むことも選択肢の1つです。学費の負担が減れば、浮いたお金を生活費にあてることも考えられます。しかし、奨学金は返済が必要な貸与奨学金と、返済の必要のない給付奨学金があるので、注意しましょう。
 

出典

独立行政法人 日本学生支援機構 令和2年度 学生生活調査結果
独立行政法人 日本学生支援機構 申込手続きについて(在学採用)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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