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【独学か予備校か】行政書士試験の合格に必要な費用ってどれくらい?行政書士が解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月30日 10時30分

【独学か予備校か】行政書士試験の合格に必要な費用ってどれくらい?行政書士が解説

独学か資格予備校に通うべきか。これは多くの行政書士試験の受験生や合格者の間で度々上がる話題です。それを決定する大きな要素に費用の問題があります。   そこで、行政書士試験の合格を目指すなら独学と予備校、どちらにすべきか、主に費用の面から考えていきます。

行政書士試験の難易度から来る学習スタイルへの悩み

行政書士試験の合格率は例年10%前後で推移しています。10%とはいっても司法試験受験生や公務員試験受験生、さらにはそこからくら替えしたような強力なライバルたちを含めた上での数値です。法律系の国家資格の中では簡単な部類となるものの、世間一般の資格試験の中では難しい部類に属する試験となります。
 
実際にテキストを読んだり過去問を見てみたりすると、法律初学者はもちろん、法学部卒の方ですら難しく感じる問題も多いようです。
そういったようなことを背景に多くの受験生が「これって独学か予備校に通うかどっちがいいのかな?」と悩むようです。
 

独学なら最安1万円、予備校なら20万円から25万円程度かかる

独学か予備校かと考えたとき、多くの方がネックに感じるのが費用面でしょう。合格にかかる費用だけを考えるのであれば間違いなく独学が安く済みます。
筆者は費用面から独学を選択したのですが、市販のテキスト(2冊)と過去問集、予想問題を購入して合計1万2000円程度で合格することができました。
 
テキストを2冊購入していたのでやや金額が高くなっていますが、1冊に抑えることができれば1万円以内で合格することも不可能ではないはずです。
 
それに対して予備校は大手の通学コースであればおおよそ20万円程度から、高いコースでは25万円を超える料金となることもあります。
中には大手にもスマホを使った格安の通信制コースや、通信講座専門で5万円以下といった格安の予備校もあります。しかし、そういったコースは大手の一般的な料金帯のコースと比べて内容が異なっていることもあります。予備校の強みを最大限利用するのであれば大手を中心に3社から5社で比較し、料金だけでなく中身も吟味すべきです。
 

確実に合格したいのであれば自身に合った方を選択すべき

結局のところどれだけいいテキストと講師に恵まれたとしてもそれらはアシストにすぎず、最後は自身がどれだけ必死に勉強するかが合否を分けます。
筆者自身の考えでは行政書士試験程度であれば独学で十分と考えています。選択するテキストをきちんと選ぶことという前提があるものの、合格最低限の知識量なら市販のテキストでもある程度網羅されており、予備校のテキストよりも劣るということはありません。
 
しかし、予備校を利用することでモチベーションが上がったり、効率よく学習を進められたりするといったメリットを得られます。少しでも効率よく合格する可能性を上げたいのであれば予備校の利用をおすすめします。
合格にかかる時間や資格というのはお金で買えません。しかし、20万から25万円程度支払って予備校に通い、合格可能性を引き上げたり、合格時間を短縮できたりすることは、間接的に時間や資格をお金で買っているようなものです。そう考えると、予備校の利用はお得な買い物ともいえます。
 

行政書士試験に合格したいなら費用にとらわれすぎないこと


 
行政書士試験合格を狙う場合、受験料を除けば独学なら1万円程度、資格予備校を利用するとおおむね20万円から25万円程度の費用が目安となります。
行政書士試験は独学合格も可能であり、安く済ませるなら独学一択ですが、予備校で得られるアドバンテージのコストパフォーマンスは非常に高いものです。
 
行政書士試験は、正しく努力をすることで独学でも予備校でも、どちらを選択しても合格できる難易度の試験です。
行政書士試験の受験に当たって独学か予備校かで悩んだときは、費用だけにとらわれることなく自分に合っている勉強法はどちらか、予備校の内容に納得できるかなど総合的に考えて決定するようにしてください。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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