流すときレバーは「大」「小」どっち?トイレの水道代を節約する方法
ファイナンシャルフィールド / 2023年5月4日 2時40分
水道代の節約のために、トイレの水をできるだけ少なく使う方法を検討している方は、そのやり方には注意が必要です。近年のトイレは節水設計になっているため、間違った使い方をすることにより、詰まりなどのトラブルに発展します。 今回は、正しい使い方に基づいた、トイレの水の節水方法についてご紹介します。
近年のトイレは節水設計
近年のトイレは、節水効率がよいように設計されているため、普通に流しても、必要最低限の水で流せるように作られています。トイレの設計自体が、正しく使うことで節水ができるように設計されていることになります。
市販の節水器なども存在していますが、そういった器具を使わずとも、効率よく水を使えるのが魅力的です。
正しい利用方法が一番の節約
節水設計になっている近年のトイレは、高い位置から水を流すことにより水に勢いをつけ、少ない量の水でもしっかりと流れるようになっています。タンクの位置が低くても、水に勢いをつけて、しっかりと流せる設計になっているものも存在します。
こうしたトイレは、正しい使い方をするだけで、しっかりと節水ができるようになっています。
レバーは正しい方向に
トイレのレバーは、大と小で使い分けができるようになっています。大をしたときは、大のほうにレバーをひねることで、適切な量の水が流れてくれます。小の場合も同様で、小に対して適切な量の水で、残さず流せるような設計なのです。
正しい方向にひねることで、何度も流す必要がなくなるため、無駄な水を使わずに済みます。大に対して小で流すと、完全には流しきれず、水を余計に使ってしまうだけではなく、詰まりの原因にもなるので、注意が必要です。
何度も流さない
水の勢いが悪いと思って何度もひねってしまうと、余計に水が出てしまいます。一度の流水で流れきらなかった場合は、タンクに水がしっかりとたまるのを待ってから、もう一度流すようにしましょう。
また、音が気になるからといって、用を足している最中に流すということもやめましょう。そのぶん、余計な水が消費されてしまうので、どうしても音を消したいのなら、音消し用のグッズがおすすめです。
誤った使い方による故障例
近年のトイレは節水設計になっているため、誤った使い方や間違った節水方法で、トイレを故障させてしまうことがあります。最新の設計のトイレに関しては、正しく使うことが一番の節約です。間違った節約方法を実施していないか、チェックするようにしましょう。
大を小で流すことによる詰まり
大をした際に小で流す方法です。そのほうが利用する水の量が少なくなるため、節水のために小で流そうと考えがちです。実際に流れているのを見ると、節水ができているようにみえますが、トイレの奥のほうで詰まりが発生する可能性がありますので、控えるようにしましょう。
レバーは、それぞれをしっかりと流す量の水が出るようになっています。大に対しては、小の水の量では不十分ですので、トイレの中に限らず、下水で詰まりが発生する場合もあります。詰まりが発生すると、そのぶん、修理にお金がかかってしまい、節水どころではなくなりますので、注意しましょう。
水不足による詰まり
トイレのタンクにペットボトルを詰めることにより、タンク内にたまる水を減らす節水方法が、一時期はやりました。これは、古いタイプのトイレであれば有効な手段でしたが、近年のトイレは、タンクに必要最低限の水しか入れていません。そのため、タンク内にたまる水を減らすと、便を流すのに十分な量の水が確保できなくなってしまいます。
水が少ないと、トイレの詰まりに発展してしまうため、間違った節水方法はとらないようにしましょう。節水型のトイレには、ウォーターセーバーなどの節水グッズも使うことはできません。流す水の量を減らすようなグッズの使用は、控えるようにしましょう。
トイレは正しく利用することで節水につながる
節水タイプのトイレは、正しく利用することによって、しっかりと節水の効果が得られるようにできています。従来型のトイレであれば、ウォーターセーバーなどの節水グッズを使うことによって、ある程度の節水も可能です。トイレは正しく使い、無駄な水を使わないことを心がけましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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