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住宅ローンの返済に悩む人へ。競売、リースバック、任意売却の違いを解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月4日 23時20分

住宅ローンの返済に悩む人へ。競売、リースバック、任意売却の違いを解説

住宅ローンを組んで住宅を購入しても、その後の社会変動や収入状況の変化で返済が難しくなってしまう可能性があります。住宅ローンの返済が難しくなったときに取り得る選択肢として、競売、リースバック、任意売却の3つがあります。   実際に住宅ローンの返済が難しくなってしまう事態に備えて、それぞれの特徴やメリットを知っておくとよいでしょう。

住宅ローンの返済に悩んだら

住宅ローンの返済は、一般的に20~30年程度の長期にわたります。長期的に返済をする中では、リーマンショックやコロナショックのような経済的な打撃を受ける可能性が少なからずあります。
 
住宅ローンの返済が難しくなった時の対処法として、

・競売
・リースバック
・任意売却

上記のいずれかの手段で対処することになります。自身が置かれた状況によって、最適な手段を選択しましょう。
 

各方法の特徴を紹介

それでは、住宅ローンの返済が難しくなったときに取り得る、各方法の特徴を紹介します。メリットとデメリットを含めて解説していくので、参考にしてみてください。
 

競売

競売とは、住宅ローンの返済ができなくなり、返済が遅延したときに行われる手続きです。債権者(金融機関)が裁判所に申し立て、債務者(住宅ローン契約者)から担保として抵当権を設定している不動産を強制的に売却する仕組みです。裁判所の権限で不動産を強制的に売却し、売却代金を住宅ローンの返済に充てる流れとなります。
 
競売の場合、自身で売却の手続きをする手間がかからず、売れた金額はローン残債に自動的に充当されるメリットがあります。
 
しかし、競売だと売却できる金額が市場価格の7割前後の場合が多く、残債に関しては一括返済が求められることから、競売後も経済的に苦しくなってしまうデメリットがあります。
 

リースバック

リースバックとは、自宅を売却して残債に充てつつ、売却後は賃貸料を支払って引き続き同じ住宅に住む仕組みです。
 
住宅の所有権は失うことになりますが、家賃を支払うことで同じ家に住み続けることができるため、引っ越しをする手間を省略できるメリットがあります。業者によっては、将来的に住宅を買い戻すことができることも可能となっており、一時的に住宅ローンの返済が難しい場合に有用な手段となります。
 
周辺エリアの家賃相場と比較して、設定された家賃が高すぎないか、慎重に検討することが大切です。
 

任意売却

任意売却とは、住宅を売却してローン残債を返済する手続きです。
 
競売とは異なり法的手続きではなく、あくまでも「任意で」売却するため、市場価格で住宅を売却できるメリットがあります。また、裁判所による手続きである競売よりも、自宅の引き渡し時期についての調整がしやすいため、退去後の生活設計も立てやすいでしょう。
 
なお、売却するにあたって手間や手数料が発生するデメリットがある点には注意しましょう。
 

まとめ

経済状況が変化して住宅ローンの返済が難しくなると、焦ってしまいます。しかし、競売、リースバック、任意売却という手段があるため、場面に応じて最適な手段を選択しましょう。
 
判断に迷う場合は、住宅ローンを契約している金融機関に相談し、具体的なアドバイスを受けるのも効果的です。もし住宅ローンの返済が難しくなっても、冷静に対処することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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