ご祝儀は「現金」から「キャッシュレス」へ！クレジットカードでご祝儀を渡すメリットを徹底解説

社会人になると、親戚や会社関係などでさまざまな慶事があり、ご祝儀を渡す機会も増えます。ご祝儀というと、現金を包むのが一般的だとされていましたが、現在はキャッシュレスでご祝儀を渡す方法もあります。本記事では、クレジットカードでご祝儀を渡す方法と、メリットについて紹介します。

オンラインご祝儀とは？

通常、結婚式などのお祝い事のご祝儀を渡す場合、連絡をもらったら、現金を用意し、ご祝儀袋に入れて準備をしておき、招待された式場の受付で渡す、もしくは現金書留で郵送するのが、一般的なマナーとされていました。式場の受付でクレジットカードを出しても、受け付けてもらえません。
 
普段から支払いにキャッシュレス決済を使っていると、現金を準備することだけでなく、新券で用意するというのは手間と時間がかかり、負担に感じます。
 
お祝いをしたい気持ちはあっても、準備が煩わしいと感じる人は意外といるかもしれません。
 

オンラインご祝儀の仕組みや流れ

近年のキャッシュレス決済が普及したことに伴い、ご祝儀もオンラインでやり取りできるサービスが登場しています。すべてがオンラインで完結できるという利便性が評判となり、近年増えてきている新しいサービスです。
 
オンラインでご祝儀を贈るためには、最初に、結婚式を挙げる人が招待者に、オンラインご祝儀を贈ることができるサービスのウェブサイトを案内します。結婚式の招待状にQRコードが印字されていて、セットになっていることが多いようです。
 
オンラインご祝儀を利用したい人は、案内されたサイトにアクセスをします。ご祝儀を支払う際には、一般的に、3～5%程度の決済手数料がかかります。クレジット決済を選択すると、新郎新婦にご祝儀を贈ることができます。
 
招待をした新郎新婦がサイトにアクセスして、ご祝儀の支払い状況を確認した後、指定した口座に振り込まれて、完了となります。
 

オンラインご祝儀のメリット

式に招待されたゲストが、オンラインサービスでご祝儀を贈ることについて、考えられるメリットをみていきましょう。
 
現金を用意する手間暇がいらなくなる
キャッシュレス決済をメインで使っていると、まとまった現金を用意するだけでも手間がかかります。さらにご祝儀の場合には、きれいな新券を用意しなければなりません。
 
新券に交換するには、銀行の営業時間内に窓口で両替するか、ATMで新券が出てくるまで操作するなどの方法が考えられますが、日時が限定されるうえに、意外と時間がかかります。オンラインでご祝儀を贈れば、手間が一切かかりません。
 
ご祝儀に必要なアイテムが不要
ご祝儀を贈る場合は、ただお札を出せばいいわけではなく、金額に見合ったご祝儀袋、ご祝儀袋に書くための筆ペン、袱紗（ふくさ）といった独自のアイテムの準備も必要になります。準備が一切必要なくなることで、負担が軽減されます。
 
トラブルが減る
ご祝儀を受け渡しする際には、現金にかかわるトラブルが発生することがあります。渡したはずなのに受け取っていないとか、紛失されるといったトラブルが起こると、招待客にとっても、新郎新婦にとっても、不快な気持ちにさせられて、せっかくの晴れの日が台無しになってしまいます。
 
新郎新婦の口座に直接振り込まれるオンラインご祝儀であれば、現金でのトラブルが発生するリスクを減らすことができます。
 
クレジットカードのポイントが貯まる
オンラインご祝儀でクレジットカード決済をすると、金額によって、クレジットカード会社のポイントが貯まります。ポイントを貯めている人には、うれしいメリットになります。
 
欠席でもご祝儀を渡すことができる
やむを得ない理由で欠席をする場合には、ご祝儀やお祝いのプレゼントの渡し方に悩みますが、オンラインご祝儀であれば、簡単に送ることができるというメリットもあります。
 

お祝いにはオンラインご祝儀を活用しよう

近年のキャッシュレス化の普及によって、オンラインでご祝儀を贈ることができるサービスサイトが次々と登場しています。クレジットカード決済もできますので、ポイントが貯まるといったメリットもあります。積極的に利用して、お祝いの気持ちを伝えましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー