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美容院で「前髪」をすごく短くされました…料金って払う必要あるんですか…?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月9日 2時30分

美容院で「前髪」をすごく短くされました…料金って払う必要あるんですか…?

せっかく美容院に行ったのに、自分のオーダーとは異なるデザインにされてしまった経験がある人は多くいるでしょう。自分の希望と異なる仕上がりなのに、料金を支払う必要があるのか疑問を感じたことがある人もいるかもしれません。   本記事では、美容院で注文と異なるカットをされた場合、料金を支払う必要があるのか、希望に近いスタイルにしてもらうためのオーダーのポイントについて解説します。

美容院で注文と異なるカットをされた場合、料金を支払う必要はあるのか

「美容院で注文と異なるカットをされた場合、料金を支払う必要はあるのかどうか」は、そのときの注文の仕方など、状況によって変わるでしょう。そもそも美容院と顧客の間には契約が成立しているため、美容院側は契約上の債務として、顧客の希望に基づいた髪型にするための合理的なカット手法を採用して施術をする義務があります。
 
カタログなどを用いて希望するヘアデザインを明確に伝えたにもかかわらず、注文と大きく異なる仕上がりになった場合は、美容院側の債務不履行という扱いもでき、場合によってはカット料金の支払いが不要になるだけでなく、債務不履行や過失によって発生した経済的・精神的な損害に対する損害賠償を請求することも可能です。
 
ただし、裁判になった場合は、口頭での注文では希望した髪型と仕上がりの差を立証しにくいことから、有利に進めるのが難しいこともあるでしょう。
 
髪型の注文は抽象的になりやすく、人それぞれ頭の形や髪質などに個人差があるため「注文したカットと同じ髪型にならなかった」という理由だけで、オーダーから大きく異なるデザインになっていない場合などに関しては、美容院側の債務不履行を問うことは困難です。
 
そのような場合は、裁判とまではいかなくても、美容院側に希望と違う髪型であることを伝え、話し合いをするとよいでしょう。美容院側の判断にもよりますが、話し合うことで減額や支払いが免除になる可能性もあります。
 

希望に近いスタイルにしてもらうためのオーダーのポイント

自分の中では仕上がりのイメージがあったとしても、それを美容師に口頭で伝えるのは難しいでしょう。抽象的な伝え方をした場合、自分と美容師がイメージしたデザインが異なり、思ったような仕上がりにならない場合もあります。
 
美容師に希望を分かりやすく伝えるためには、まず、希望のデザインに近い髪型の写真を3枚以上見せるとよいです。1枚だと細かな部分が伝わりにくい場合がありますが、複数枚見せることで好みの質感やカットラインなどを伝えられる可能性が高くなるでしょう。
 
また、そのデザインのどこがポイントと考えているのかを伝えることも大切です。人によって頭の形や髪質に個人差があるため、写真とまったく同じにすることは難しいでしょう。しかし、重要だと思うポイントを伝えることで、そのポイントは押さえつつ希望に近いデザインにしてもらえる可能性が高まります。
 

希望のデザインに近づけるために、工夫してオーダーしよう

美容院で注文と異なるカットをされた場合の支払いは、本記事で解説したように、注文の仕方などによって美容院側の債務不履行を問えるかどうかが異なります。場合によっては、支払料金の減額や免除になるだけでなく、損害賠償請求ができる可能性もあるでしょう。
 
しかし、大きなトラブルに発展することを避けるためにも、具体的な注文をするなど、希望のデザインに近づけるためにオーダーの工夫をすることも大切です。
 

出典

公益財団法人 全国生活衛生営業指導センター 美容業に関する標準営業約款規程集(2019年2月改訂)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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