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「月給15万」で生活がきついのに「年金保険料」を払うメリットってあるんですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月9日 10時20分

「月給15万」で生活がきついのに「年金保険料」を払うメリットってあるんですか?

国民年金保険料は、20歳以上60歳未満の国民が原則として納める必要があります。しかし、月給が15万円程度で国民年金保険料を納めるのが厳しく、保険料を納めるメリットはあるかと気になっている人も多いのではないでしょうか。   本記事では、国民年金保険料を納めるメリットなどを解説するので参考にしてみてください。

納める国民年金保険料の総額とメリット

国民年金保険料は一律で定められているため、年収が100万円でも1000万円でも同じ金額を納めなければなりません。
 
令和5年度の国民年金保険料は月額1万6520円、年額19万8240円ですが、令和5年度の国民年金保険料を参考にして生涯支払う国民年金保険料を計算すると、年額19万8240円×20歳から60歳(40年)=792万9600円です。
 
国民年金保険料は会社員などであれば給料から天引きされているので、国民年金保険料が気になるなら給与明細を確認しましょう。月給15万円の場合、年金保険料を支払うと生活が厳しくなってしまうため、支払いたくないという人もいるかもしれません。
 
しかし、国民年金保険料を納めていると将来的には老齢基礎年金を受給できるため、現在は支払いをするのがきついと思っていても将来的には自分を助けてくれます。支払っている間は損のように感じてしまいますが、長い目で見ると自身の老後生活を支えてくれる点がメリットです。
 

国民年金保険料を全期間納めた場合の受給額

国民年金保険料を全期間納めた場合の受給額については、令和5年度で月額6万6250円、年額79万5000円です。
 
国民年金保険料は全期間支払った場合は792万9600円であるため、年金受給期間が11年以上になれば支払った保険料よりも受給額が多くなります。ただし、月額6万6250円は国民年金保険料を全期間納めた場合であり、学生納付特例や国民年金保険料免除・減額を受けていて追納をしないと、受給額が少なくなるのは把握しておきましょう。
 
現役時に追納制度を活用すれば、納付した扱いになります。月給15万円で生活が厳しいと考えていて減免などを受けた場合であっても、将来的に国民年金保険料を満額もらいたいと考えているなら追納がおすすめです。
 

将来的に国民年金はもらえるの?

近年では将来的に国民年金がもらえるかどうか気になっている人も多いと思いますが、国ではさまざまな財務見直しなどをおこなっており、「年金をもらえない」という事態にはならないといわれています。現役時代には国民年金保険料を支払っているメリットを感じないかもしれませんが、自分が定年退職をした後に安定した生活を送るためにも、国民年金保険料の納付はしておきましょう。
 

まとめ

月給15万円では生活がきつく、国民年金保険料を納めるメリットについて悩む人も多いかもしれませんが、実際には将来的に安定した生活を送るためにも国民年金は重要です。定年退職後に11年以上受給できれば、支払った国民年金保険料よりも受給できる国民年金保険料が多くなります。
 

出典

日本年金機構 国民年金保険料

日本年金機構 令和5年4月分からの年金額等について

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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