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10年乗ったらどちらが安い?「電気自動車」と「ガソリン車」を比較

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月9日 23時10分

10年乗ったらどちらが安い?「電気自動車」と「ガソリン車」を比較

電気自動車は排出ガスを出さないため、空気を汚すことなく移動できます。近年、一度の充電で長距離走行ができる電気自動車も増加。「そろそろガソリン車から電気自動車に乗り換えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?   しかし、家計管理をしていると気になるのが、電気自動車の購入費用や維持費です。本記事では、同じ自動車に10年乗る場合、電気自動車とガソリン車のどちらがお得になるのかをご紹介します。

10年間で電気自動車にかかる費用相場は?

大きなトラブルや事故を起こさずに10年間乗り続けた場合、電気自動車にかかる費用相場は600~700万円だといわれています。どの項目にいくらかかるのかを見ていきましょう。
 

購入1年目にかかる費用は約425~530万円

電気自動車は、安価なものだと250万円ほどで購入できますが、10年乗るつもりなら性能が高い車を選ぶことをおすすめします。長く乗るのに向いている電気自動車の平均価格は400~500万円です。さらに、税金や保険などを含めた初期費用として15~16万円ほどかかります。自宅に充電設備を設置するのであれば、その費用に8~10万円かかることも忘れてはいけません。
 
これらを合計すると、車両価格や初期費用を含めて425~530万円になることが分かります。電気自動車は充電して走行しますが、充電のたびに電気代がかかるため、電気代が跳ねあがると不安に感じる方も多いでしょう。
 
日産リーフの40kWhモデルを例に挙げると、年間1万Km走行する場合にかかる電気代は3万円前後です。月換算にすると約2500〜2800円となります。もっと長い距離を走行する場合でも、ガソリンを入れるよりも安いことは明白です。しかも、無料充電スポットを活用すれば電気代をもっと節約できます。
 

その他の出費にかかる相場は約51万円

初期費用や電気代のほかに挙げられる費用を表にまとめました。
 

項目 費用
車検代(普通車の場合)/回 7~15万円(自賠責保険や自動車重量税を含む)
自動車税 1年目は75%軽減になり6500円。
2年目以降は2万5000円。
バッテリー交換(24kWhや40kWhの場合) 75~95万円

 
※筆者作成
 
バッテリー交換は任意であるため、10年間でかかる車検代と自動車税を計算すると、約51万円になります。1年間5万円と考えると安く感じられるでしょう。
 

一方、ガソリン車にかかる費用相場は?

ガソリン車は電気自動車に比べて安く購入できます。維持費を含めても電気自動車より安く済むのか確認してみましょう。
 

購入1年目にかかる費用相場は約324万円

普通車のガソリン車を購入した場合、購入価格は平均300万円です。初期費用は電気自動車と同じ15~16万円ほど。また、ガソリン車購入には自動車環境性能割がかかります。税率は取得価額(車両価格の約90%)の0.5~3%です。燃費性能などによって税額が変わりますが、300万円の車を購入して税率が2%である場合、税額は5万4000円になります。
 
次にチェックしたいのがガソリン代です。以下の条件でガソリン代を計算してみました。
 

●ガソリン代:160円/L
●燃費:20Km/L
●1年間の走行距離:1万Km

 
この場合、約500Lのガソリンが必要になるため、ガソリン代は8万円/年となります。つまり、電気自動車の電気代と比べると、年間4万円ほど高いのです。
 

その他の出費にかかる費用相場は約68~120万円

初期費用やガソリン代のほかに必要な費用を表にまとめました。
 

項目 費用
車検代(普通車の場合)/回 7~20万円
自動車税(1001~1500ccの場合) 3万500円
オイル交換(年2回) 1万円

 
※筆者作成
 
車検は10年間で計4回行う場合、28~80万円かかります。また、自動車税は排気量によって異なりますが、ガソリン車の普通車は10年間で30万5000円となるため比較的高いです。電気自動車の税額(23万1500円)と同額に抑えたいなら1000cc以下の車に乗ることになります。
 

10年間乗るなら圧倒的に電気自動車がお得

電気自動車は車両価格が高いものの、メンテナンスの頻度が少ないため、維持費は安く済むことがほとんどです。ガソリン車は比較的安価で購入できる一方、ガソリン代やオイル交換を含めた維持費が高くつく傾向があり、総合的には電気自動車の方が節約できます。
 
電気自動車のマイナス点である車両価格や修理費用をカバーするには、できるだけ車両価格やキズ・へこみの修理代が安い車を選ぶことが大切です。そうすれば電気自動車に乗り換えたとしても家計を大きく圧迫することなく所有できます。
 
電気代もガソリン代も高騰していますが、ライフスタイルや家計に合った車を選び、上手に節約していきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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