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工場に入社したらもらえる祝金ってなんであんなに高額なの?税金はかかる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月18日 23時0分

工場に入社したらもらえる祝金ってなんであんなに高額なの?税金はかかる?

工場に入社をすると「祝金」がもらえると聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?良く知らない方からすると、「自分ももらえるのか?」「なぜもらえるのか?」「税金はかかる?」など、祝金について疑問を持つかもしれません。   本記事では実際にもらえる場合はどのような時か、また税金が入社の祝い金にもかかるのかなどについて解説します。

『祝金』はどのようなものがあるのか?

会社によって、支給する祝金の種類はさまざまです。結婚、出産などが一般的ですが、誕生日手当などを支給する会社もあります。そして、工場では入社時に祝金(※)がもらえる場合が他の業種と比べて多いです。
 
※本記事では、「祝金」は「入社したことによりもらえる祝金」を指すものとします。
 
祝金は、会社に採用されるともらえる手当で、特別ボーナスのようなものです。祝金はさまざまな業種において存在していますが、特に工場の求人、中でも派遣社員や期間従業員の求人でよく提示されています。
 
祝金としてまとまったお金が入れば、当面の生活の支えとなります。
 

祝金がもらえる場合とはどのような時か

祝金は入社したらもらえますが、祝金をもらうためには会社が指定する条件を満たさなくてはなりません。条件は会社によって異なりますが、「在籍期間」や「勤務態度」を設定する会社も少なくありません。「在籍期間」は、例えば入社後半年在籍することを条件とするものです。
 
「勤務態度」は社会人として当たり前である、「遅刻をしない」「欠勤をしない」といったような常識的なものが条件として設定されることが多いです。具体的な基準、例えば出勤率が100%なのか、90%なのかは会社によって異なります。
 

祝金はなぜもらえるのか?

入社しただけでもらえると聞くと、「なんか怪しい」と思うかもしれませんが、祝金を設定することは会社としてもメリットがあります。
 
工場では、需要に対して良い品質の商品をタイムリーに届けなくてはなりません。そのためには、一刻も早く生産体制を整える必要があり、生産をする人材集めは急務です。祝金があれば、他の求人と差別化ができ、求職者から興味を持ってもらいやすくなります。
 
また、今まで見てきたように、祝金をもらうための条件に「在籍期間」が設定されることも少なくありません。会社としては、採用してもすぐに辞められては困りますが、少なくとも「在籍期間」まで働いてもらいたいという狙いもあります。
 
このように、会社は祝金を設定することで短期間で多くの人を集め、かつ早期離職者をおさえられることに期待できます。
 

祝金は課税対象? 税金はかかるの?

結論として、祝金は給与の一部としてみなされ、所得税がかかります。そのため、例えば「入社祝金50万円!」と記載されている求人で働き条件を満たしたとしても、振り込まれる金額は50万円よりも少なくなりますので気を付けましょう。
 

祝金がある際の注意点

祝金がある際には注意したい点もあります。
 
まず、祝金だけで入社を決めてしまいかねないということです。高額な祝金に魅力を感じ、労働条件や仕事内容を確認しないまま入社すると、思わぬミスマッチを感じ、祝金を受け取る前に辞めてしまうかもしれません。
 
また、祝金を受け取る条件が厳しく、満たせない場合もあります。事前に条件をしっかり把握しておきましょう。そして、あくまでも祝金は一時的なものです。祝金が高額でも、毎月の給料が相場より低いと、結果的に年収が思ったよりも少ない可能性があります。
 

まとめ

多くの工場で設定している祝金の制度は、モチベーションの向上や生活の支えとなり、求職者にとっては魅力的なものです。
 
一方で祝金だけに目がくらむと、後々思わぬ後悔があるかもしれません。祝金だけではなく、仕事内容や給与、福利厚生など、総合的に見て応募を判断しましょう。
 

出典

国税庁 No.2508 給与所得となるもの
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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