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銀行口座は複数持つべき?? メインとサブの賢い使い分けとは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月11日 9時50分

銀行口座は複数持つべき?? メインとサブの賢い使い分けとは?

給料の振り込みや公共料金引落に利用するなど、銀行口座は日々の生活を支える大きな存在といえます。現在はWeb口座の普及により、さらに便利な存在になりました。そのため、複数の口座を所有している人も多いでしょう。   この記事では、銀行口座は複数持つべきかどうか、さらにメインとサブ口座の賢い使い分け方法も含めて説明します。

銀行口座は分けたほうがよい?

銀行口座を複数持つと次のようなメリットがあります。
 

生活費の管理がしやすくなる

銀行口座が1つの場合、給料の振り込みも引落も一括管理することになるので、口座管理自体は確かに便利です。しかし、口座残高を見て気持ちが大きくなり、多少の散財は大丈夫と考える可能性がでてきます。
 
銀行口座を複数持つことで、預貯金の分散ができます。貯蓄をサブ口座に移しておくことで、生活費の管理がしやすくなるのです。
 

カードや通帳を紛失したときの被害が最小限に

ATMで入出金するために、カードや通帳(以下「カード」)を持ち歩く場合があります。ふだんからカードを財布に入れている人もいるかもしれません。
 
ただし、不注意でカードを紛失した場合、犯罪に悪用される恐れがあります。カードが警察に届けられると安心ですが、拾ってくれた人へのお礼も気になるでしょう。しかし、銀行口座を分けてメインの口座段高を少なくしておくと、被害を小さくすることができます。
 

銀行口座が1つの場合に考えられるリスク

一方、銀行口座が1つだけの場合は次のようなリスクが考えられます。
 

システムトラブルで入出金できない

銀行口座は、ATMやオンラインで入出金できるなど便利な反面、システムトラブルなどが生じたときの衝撃は大きくなります。また、知らないうちにカードが破損して使えなくなるかもしれません。
 
もしも銀行口座を1つしか持っていない場合は、急な入出金や振り込みに間に合わないなどのリスクがでてきます。
 

金融機関が破綻すると預貯金が保証されないことも

預貯金額が1000万円を超える場合、預入先金融機関が破綻した際に保証される金額が限られるリスクがでてきます。1つの金融機関で開設できる口座は原則1つなので、大切な預貯金を守るためにも、複数の銀行口座を持ったほうがよいでしょう。
 

銀行口座はいくつが理想?

銀行口座は複数持ったほうがよいことが分かりました。それでは、いくつ持つのが理想なのでしょうか?
 

最低限でも生活費と貯蓄用に分けよう

これから複数口座を持つのなら、最低限でも生活費と貯蓄用に分けましょう。生活費口座をメインにして、給料振り込みやもろもろの引落を一括で管理します。給料振り込み日に先取りしてサブの貯蓄用口座に入れておくと、次の給料日までの見通しが立てやすくなります。
 

予備費の口座があると便利なことも

生活費と貯蓄用口座のほかに、予備費の口座を作るのも一案です。臨時出費が発生したときに、貯蓄用口座から補填しなくても済みます。不足分を予備口座でカバーできるので、貯蓄用口座から定期に預けるのもよいでしょう。
 

銀行口座数は管理できる範囲内で

目的別に口座を作って引落や貯蓄をする方法もありますが、口座が多過ぎると管理が大変です。残高不足に気付かずに引落不能に陥るかもしれません。振り込み手数料を節約する意味もあり、銀行口座数は管理できる範囲内に留めることが大切です。
 

ライフスタイルは人それぞれ! 自分に合った銀行口座数がおすすめ!

複数の銀行口座を持つと、生活費の管理がしやすいだけでなく、不測の事態に慌てなくて済むなど、さまざまなメリットがあることが分かりました。
 
ただし、どれだけの口座を持つのが理想なのかは一概にはいえません。
 
ライフスタイルは個々によって異なるからです。銀行口座を複数持つ場合は、自分の生活に合わせた上で、管理が負担にならない数に決めましょう。
 

出典

警視庁 落とし物について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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