NFTってどれくらいの価格で買えるの?アンケートをもとに平均購入額を発表
ファイナンシャルフィールド / 2023年5月11日 11時20分
![NFTってどれくらいの価格で買えるの?アンケートをもとに平均購入額を発表](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_205863_0-small.jpg)
近年、SNSやインターネット上で話題のNFT(エヌエフティー)。 ・デジタルアーティストのBeepleによって作成された「Everydays: The First 5000 Days」という作品が、約75億円で落札された ・Dojima Sake Breweryが製造する日本酒ビンテージSAKE「懸橋(ケンブリッジ)」が、NFT販売において、日本酒の史上最高額である1本888万円で即売れ このような世間をにぎわすNFT関連のニュースを見て、気になり始めた人もいるのではないでしょうか。 そこで、本記事では、NFTの仕組みや利益を得る方法、NFT所有者の平均購入額について解説します。
SNSでも話題沸騰中! NFTとは?
NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、「代替不可能なトークン(仮想通貨の一種)」を指します。
NFT登場以前には、コピー・複製が容易で量産可能なデジタルデータには、希少価値がありませんでした。
しかし、NFTの特殊な技術により、複製不可能なデータの作成が可能になったことで、デジタルアートやゲームなどが、唯一無二の価値を持つものに変化。
作品が転売されるたびに、著作権を持つ作者が、手数料として利益の一部を得続けられるというNFTの仕組みが誕生しました。
NFTの特徴
NFTは、代替不可能であることに加え、誰にでもNFT作品の作成・発表ができること、さまざまな条件をプログラムできること、破損・紛失のリスクがないことが特徴です。
NFTでは、誰にでも作品の作成・発表が行え、難しいプログラミング技術を用いることなく、データをアップロードするだけで、作品をNFT化できます。
作品のジャンルは、デジタルアートやゲームアイテム、音楽作品、トレーディングカード、漫画、アニメ、ライブチケット、不動産などさまざま。
自分の得意分野の作品を出品できて、興味のある分野の商品を購入できる点も、これまでの仮想通貨とは大きく異なる点といえるでしょう。
また、「転売された際にも、作者に利益が入る」などの条件設定を自由に行えるうえ、オンライン上の商品のため、破損や紛失のリスクもありません。
NFTで利益を得る仕組み
NFTで利益を得る方法として「出品」「転売」「ゲーム」などが挙げられます。
「出品」とは、NFTマーケットプレイスというプラットホーム上に自作品を出品し、購入された際に利益を得られる仕組みです。流行している分野の商品ほど、高値での売却が期待できるとされています。
「転売」とは、商品を購入後に、二次流通させることです。NFT販売では、個数が限定されているケースが多いため、希少価値が高まったところで転売することで、利益を戦略的に伸ばせます。
「ゲーム」とは、NFTゲームを実際にプレイしながら、トークンを稼ぐ方法です。NFT化されたキャラクターやアイテムを使って、ゲームを進めながら稼げる、ゲーム好きにはたまらない仕組みといえるでしょう。
NFTの平均購入額 もっとも多いのは1000~5000円
NFTは、数千円から気軽に始められる点も、魅力の一つです。
株式会社ゼロアクセルが行った、2022年時点でNFTを所有していた、国内在住の男性109名、女性112名の合計221名を対象とした、NFTの利用状況に関するアンケート調査によると、NFT一つの購入にかかった金額として、1000~5000円と答えた割合が33.9%。
全体の67.2%が、1万円未満と回答したことが明らかになっています。
図表1
※出典:株式会社ゼロアクセル NFTに関するアンケート調査
また、所持したことがあるジャンルとしてもっとも多かったのは音楽(65.0%)、ついでゲーム(57.3%)、スポーツ(55.5%)、アート・イラスト(51.8%)などの人気が高いことも判明しました。
高額な取引の話題が多いNFT界隈ですが、一方で、親しみやすく手軽に購入できる価格帯の商品が、一般に広く普及していることも、調査結果からうかがえます。
NFTは1万円未満で気軽に購入可能!
NFTは、得意分野のアートや音楽作品などを出品したり、自分の興味のあるデジタル作品を1万円未満で購入して転売したりすることで、利益を得ることが可能な、仮想通貨の派生商品です。
まずは「投資して利益を増やす」という目的にとらわれず、自作品の発表の場として、あるいは好きなアーティストの作品を購入する場として、気軽に利用するのもよいのではないでしょうか。
出典
株式会社ゼロアクセル NFTに関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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