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毎日「13時間勤務」なのに年収は「200万円台」です。サービス業ってしんどすぎませんか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月12日 10時40分

毎日「13時間勤務」なのに年収は「200万円台」です。サービス業ってしんどすぎませんか?

サービス業といえば、お客と直接接することができるやりがいのある仕事である一方、「低収入かつ激務」というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。本記事では、サービス業の収入や労働環境の実態について解説しています。

サービス業の平均年収は310万円

国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、全14業種の平均年収は443万円、最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」では766万円です。
 
一方、「宿泊業・飲食サービス業」の平均年収は260万円と全業種の中で最も低く、また「サービス業」は310万円と、2番目に低くなっています。さらに、年収が100万円以下の人の割合も、全業種の平均は8.1%なのに対し、「宿泊業・飲食サービス業」では26.3%と最も多くなっています。
 
このように、サービス業の平均年収は低い傾向にあると言えます。
 

サービス業は勤務時間が長い

給与が低かったとしても、休みが多かったり、勤務時間が短かったりすると、少しは納得できるかもしれません。しかし、サービス業の労働環境は決して良いとは言えません。
 
厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査の概況」によると、労働者1人が年間で取得する有給休暇の日数は平均で10.3日です。ところが、「宿泊業、飲食サービス業」は全業種の中で最も少ない6.6日となっています。
 
また、有給休暇の取得率も、全業種の平均が58.3%なのに対し、「宿泊業、飲食サービス業」は44.3%と、こちらも全業種の中で最も低いです。
 
勤務時間についても、サービス業は長い傾向にあります。同調査では、1週間の所定労働時間について、全業種の平均は39時間28分としています。一方、「宿泊業、飲食サービス業」は39時間52分と、最も長くなっています。
 

仕事内容も楽ではない

サービス業は体力的にも厳しい面があります。立ち仕事が多く、休憩時間もまちまちであったり、ほとんど取れなかったりすることも珍しくありません。
 
また、お客様からクレームや理不尽な発言を受けることもあります。さらに、祝日や土日は休みづらく友人と予定を合わせられなかったり、会社によっては達成が困難なノルマを課せられたりする場合もあるでしょう。
 

サービス業の良いところ

なかなか厳しいサービス業ですが、良いところもあります。人と接するのが好きであれば、お客様から感謝されたり、コミュニケーションをうまく取れたりすることはやりがいにつながります。
 
先ほどデメリットとして挙げた祝日や土日の休みが少ないという点も、反対に平日の休みは多いため、土日の混雑が嫌いな人には合っている場合もあるでしょう。
 
また、サービス業では人と接する中で対人スキルが上がります。お客様の要望を読み取る力や、クレームの処理能力などは他の業種でも必要なため、対人面で役に立つかもしれません。
 
さらに、サービス業では比較的若いうちから、店長などの責任ある仕事を任せられます。自分の店舗内ではある程度の裁量は任されますので、マネジメント力が身についたり、自分のペースで仕事ができることが多くなったりするでしょう。
 

まとめ

サービス業は人によっては天職に感じられることもあり、また社会的にも必要な仕事です。とはいえ、収入や労働環境などはあまり良いとはいえない面があります。どうしても大変な場合は、周囲に相談したり、転職を検討したりしましょう。
 

出典

国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査

厚生労働省 令和4年就労条件総合調査の概況

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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