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急な腹痛で「改札内のトイレ」を利用しました。入場料の支払いは必要でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月13日 2時30分

急な腹痛で「改札内のトイレ」を利用しました。入場料の支払いは必要でしょうか?

駅の改札内に入る場合、通常は入場券の購入が必要です。しかし、もし急な腹痛などでトイレを利用したいときに、改札内にあるものが最も近かった場合にはそちらに真っ先に向かう人が多いかもしれません。   ただ、前述したように改札内に入るためには入場券が必要です。事情が事情であるだけに、例外として入場の取り消しは可能なのでしょうか。本記事では、改札内に緊急の用事で入場した際、支払いが必要なのかどうかについて解説します。

改札内にあるものを利用する場合には入場券が必要

改札内にあるお店やトイレなどを利用したいときには、入場券の購入が必要です。
 

・入場券の金額は各地域、駅などで異なる

改札内に入るための入場券の金額は地域や各駅などで異なり、子どもは100円以下、大人は140~200円程度です。具体的には、電車特定区間内の場合、東京であれば子ども70円、大人150円に設定されています。大阪の場合は子ども70円、大人140円です。JRの一部駅では1ヶ月間有効の定期入場券も販売しています。
 

・入場券が不要もしくは無料で利用できる駅もある


 
2022年8月に、東京新聞が東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と首都圏の大手私鉄会社9社に「改札内のトイレの利用時に入場券が必要か」という質問をしたところ、次のような回答を得ています。
 
JR東日本、東武鉄道株式会社、京成電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、京浜急行電鉄株式会社は入場券が必要です。西武鉄道株式会社、東急電鉄株式会社、相模鉄道株式会社は原則入場券が必要ですが、事情によっては入場券なしで利用可能です。
 
また、小田急電鉄株式会社は入場券不要で、代わりに改札内に入れる入場証を渡しています。東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では入場券自体がないため、駅員にことわれば改札内に入ることが可能です。
 
このように、原則として入場券がある駅では改札内に入る際に入場券が必要になります。急な腹痛などで事情を話せば、駅員の厚意で入場券を購入せずに利用できる可能性もあるかもしれません。しかし、駅を利用するルールとして、改札内に入るときは入場券が必要であると考えておきましょう。
 

・急いでいるときにはSuicaのIC入場サービスの利用も可能

おなかが痛いときには入場券を購入している余裕がない場合もあるかもしれません。そのようなときに便利なのが、SuicaのIC入場サービス「タッチでエキナカ」です。入場券と同額がSuicaから差し引かれます。Suicaエリア内にある駅の改札内(新幹線の改札内以外)に入りたいときに利用できます。
 
自動改札機の場合は入場・出場どちらにも利用可能、簡易Suica改札機の場合は入場のみ利用可能です。新幹線の改札機には利用できないため、入場券の購入が必要になります。Suicaを普段から利用している人には便利なサービスです。
 

駅によっては入場券が不要なところもあるので確認しておくのがおすすめ

原則として改札内のものを利用したいときには入場券(料金は各駅で異なる)が必要です。SuicaにはIC入場サービスがあり、駅によって利用できます。こちらのサービスは入場券と同額を改札でそのまま支払えるので、緊急でトイレを利用したいときにも便利です。
 
また、駅によっては入場券の代わりのものが用意されていたり、入場券が不要だったりするため、利用駅はどのようなルールになっているのか確認しておきましょう。
 

出典

JRおでかけネット きっぷのルール 入場券

JR東日本 Suica IC入場サービス「タッチでエキナカ」の利用

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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