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学生の約半分がクレジットカードを利用! 親が教えるべき「正しい使い方」とは

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月15日 9時20分

学生の約半分がクレジットカードを利用! 親が教えるべき「正しい使い方」とは

2022年4月1日より成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳以上(高校生を除く)は、保護者の同意なしでクレジットカードを作成できるようになりました。   そのため、クレジットカードを活用する学生は増えていますが、学生がクレジットカードを持つことにはどのようなリスクがあるのでしょうか。本記事では、学生がクレジットカードを持つメリットや、親が知っておきたい注意点について解説します。

大学生の約5割がクレジットカードを利用している

株式会社ペンマーク(東京都目黒区)が2022年9月に22万9617人の学生を対象に実施した、「新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査」によると、大学生の50.3%がクレジットカードを所持しており、利用していることが分かりました。
 
クレジットカードの所有率では70.5%となり、多くの大学生がクレジットカードを活用できる環境にあります。
 

キャッシュレス決済やネットショッピングに便利

近年、日本でもキャッシュレス決済が急速に普及しました。
 
各種キャッシュレスサービスにクレジットカードを登録しておけば、現金チャージの手間が省け、ポイント還元の恩恵を受けられるなどのメリットがあります。
 
また、コロナ禍でネットショッピングを利用する方も増加しました。コンビニ決済や銀行振込でも商品代金を支払えますが、頻繁に買い物するならクレジットカード払いが便利です。これらの背景から、大学生の多くがクレジットカードを活用していると考えられます。
 

信用情報を磨ける

クレジットカードの信用情報は、利用と期日までの返済を続けるだけでよくなります。大学生のうちから無理のない範囲で信用情報を積み上げていけば、将来的にゴールドやプラチナなど上位ランクのカードを取得しやすくなるでしょう。
 
上位ランクのカードはステータスになり、海外では身分証の代わりにもなります。そのためクレジットカードの保有歴は、社会人になってからも役に立つ場面が多いでしょう。
 

学生がクレジットカードを利用するリスク

クレジットカードは、利用時点では手元の現金や口座残高が減るわけではありません。油断すると使い過ぎるリスクがあり、経済的に自立していない学生にとっては扱いに注意が必要なアイテムです。そこで、親が学生の子どもに伝えるべき、クレジットカードの注意点を確認していきましょう。
 

借金であることを意識させる

クレジットカードは、実際に利用したタイミングと支払いのタイミングが異なります。使い過ぎれば返済不能に陥るリスクがあるため、一時的な借金であることを意識させるようにしましょう。
 
通常のショッピング枠はもちろんのこと、キャッシング枠やリボ払いについても同様のことがいえます。そこで、利用限度額を低く設定する、キャッシング枠やリボ払いの利用は控えることも大切です。
 

家族カードやデビットカードを活用する

一般のクレジットカードを持たせるのが不安な場合は、家族カードやデビットカードから始めるのもおすすめです。家族カードは利用明細が親と共有されるため、不適切に使用していないかをすぐに確認できます。
 
あるいは、銀行口座から即時決済されるデビットカードも使い過ぎの防止策として有効です。口座残高以上の利用はできないため、返済不能に陥る心配がありません。このようなカードで現金以外の決済に慣れてから、一般のクレジットカードに移行するのもよいでしょう。
 

まとめ

クレジットカードは利便性が高い反面、マネーリテラシーの低い学生には使い過ぎのリスクが付きまといます。しかし適切に利用すれば、金銭感覚を養いながら信用情報を積み重ねられるアイテムです。
 
そこで大学生のうちから、クレジットカードをうまく活用する習慣を身につけていきましょう。
 

出典

株式会社ペンマーク 新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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