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「年収500万円」以上の人はどれくらい?「手取り」や「将来の年金額」も確認!

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月16日 2時30分

「年収500万円」以上の人はどれくらい?「手取り」や「将来の年金額」も確認!

「みんなはどれくらいの年収をもらっているんだろう?」と自分以外の年収が気になる人も多いのではないでしょうか。   本記事では、年収500万円以上をもらう人の割合を解説します。年収500万円の手取りと将来の年金額も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

年収500万円以上の割合

年収500万円以上をもらう人はどれくらいいるのでしょうか。
 
国税庁長官官房企画課「令和3年分民間給与実績統計調査」によると、給与所得者の年収分布は図表1のとおりです。
 
【図表1】

年収 男性 女性 男女計
100万円以下 3.5% 14.3% 8.1%
100万円超200万円以下 6.7% 22.5% 13.3%
200万円超300万円以下 10.5% 20.9% 14.8%
300万円超400万円以下 16.9% 18.0% 17.4%
400万円超500万円以下 17.5% 11.4% 15.0%
500万円超600万円以下 13.8% 5.9% 10.5%
600万円超700万円以下 9.4% 3.0% 6.7%
700万円超800万円以下 6.8% 1.7% 4.6%
800万円超900万円以下 4.4% 0.8% 2.9%
900万円超1000万円以下 3.0% 0.4% 1.9%
1000万円超1500万円以下 5.4% 0.8% 3.5%
1500万円超2000万円以下 1.3% 0.2% 0.8%
2000万円超2500万円以下 0.4% 0.1% 0.3%
2500万円超 0.5% 0.1% 0.3%

国税庁 長官官房企画課 令和3年分 民間給与実態統計調査を基に作成
 
男性で年収500万円以上の人は45%です。一方で、女性で年収500万円以上の人は13%と少なくなっています。また、全体で見ると年収500万円以上の割合は31.5%です。約3人に1人が年収500万円以上を稼いでいます。
 

年収500万円の手取り額

年収500万円の人は、500万円全額を手取りで受け取れるわけではありません。税金や社会保険料が天引きされます。
 
以下の条件で年収500万円の人の手取りをシミュレーションしてみましょう。

・中小の不動産企業に勤務する30歳独身会社員
・会社からの給与所得以外に所得なし
・給与所得控除・基礎控除・社会保険料控除のみを適用

シミュレーション結果は図表2のとおりです。
 
【図表2】

額面 所得税 住民税 健康保険料 厚生年金保険料 雇用保険料 手取り
500万円 14万1000円 24万6000円 24万6000円 45万円 2万5000円 389万2000円

筆者作成
 
額面500万円に対して手取りは389万2000円となります。手取り率は約78%です。年間に110万8000円が税金と社会保険料の支払いにあてられます。家計の予定をたてる際は、必ず手取りで考えるようにしましょう。
 

年収500万円の年金額

会社員や公務員などは、自営業者や専業主婦・主夫に比べて年金を多くもらえます。
 
1970年生まれの人が平均年収500万円で23~60歳まで働いた場合、65歳からもらえる年金は月に約14万5000円です。また、年収が高く勤務期間が長い人ほど年金額は高額になります。
 

年収が上がるほど税金と社会保険料は高くなる

原則、年収が上がるほど税金と社会保険料は高くなります。ただし、会社員として働く場合、手元に入るお金を増やすには年収を上げるしかありません。
 
自由に使えるお金を増やしたい人は、会社での昇進や副業なども検討してみましょう。
 

出典

国税庁 長官官房企画課 令和3年分 民間給与実態統計調査
国税庁 所得税のしくみ
東京都 主税局個人住民税
全国健康保険協会協会けんぽ 被保険者の方の健康保険料(令和5年3月~)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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