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4人家族で生活費が月30万円だとしたら「食費」の妥当な額はいくら?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月16日 10時0分

4人家族で生活費が月30万円だとしたら「食費」の妥当な額はいくら?

食費の高騰が続く中、どのように節約をしたらいいか頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか? 食費は毎月必ずかかるものであり、節約するには限度があるかもしれません。特に、育ち盛りの子どものいる世帯だと、食費を抑えるのはなかなか難しいものです。 この記事では、4人家族が30万円で生活する場合の妥当な食費や節約について解説します。

4人家族の場合の平均的な食費は?

総務省統計局がまとめた「家計調査報告」(2023年3月分)によれば、30万円ほどで生活する2人以上の世帯の食費は8万円強です。生活費の中で食費が占める割合は、3割ほどになります。1ヶ月30日として1日あたりに換算すると、3000円近い金額です。
 
ただしこの調査では、住居費はわずか1万7315円ほどになっています。賃貸物件に住んでいる世帯や住宅ローンを抱えている世帯だと、住居費がこれよりも高くなるのが一般的です。そのため、実際には食費を8万円よりも抑える必要が出てくるでしょう。
 
この調査で出た数字は、あくまで平均の食費です。実際にはこれより多い世帯もあれば、少ない世帯もあります。自分の家の食費と比べてみて、平均よりも大きく上回る場合は見直してみたほうがいいかもしれません。特に、賃貸物件に住んでいるなど住居費にお金がかかる世帯は、8万円より抑えた額が妥当といえます。
 

食費を節約するには?

食費を抑えるといっても、食品価格が高騰している中ではなかなか難しいかもしれません。そこで、無理をせずにできる節約術を紹介していきます。
 

購入日を決めてまとめ買いをする

無駄な出費を抑えられる方法といえば、まとめ買いをすることです。1回あたりの予算と買い物をする日も決めておくと、さらに計画的に購入できます。
 

買い物リストをもとに購入する

買い物に行くときは、必ず購入リストを作成しておきましょう。もちろん、その前に冷蔵庫の中をチェックすることを忘れてはいけません。こうすることで、必要なものだけを無駄なく購入できます。
 

プライベートブランドを中心に買う

プライベートブランドとは、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、本来は商品開発や製造をしない小売店や卸売業者などが独自に出している製品のことです。プライベートブランドは、全体的に価格が安いというメリットがあります。通常は食品メーカーなどが製造を担っていることが多く、製品自体には問題ありません。
 

作り置きをする

作り置きをすると、期限内に消費する必要が出てくるので、外食などの出費を抑えやすくなります。副食やお弁当のおかずなど、可能なものはまとめて作っておくと、食事を用意するときの時短にもなる上に、光熱費の節約も可能です。特売で野菜などをまとめ買いしておき、たくさん作って保存しておきましょう。
 

ポイントアップやキャンペーンに飛びつかない

ポイントアップやプレゼントなど、キャンペーンがあるとついつい買いすぎてしまうことは多いものです。ポイントアップはクリアしたものの、いつもより食費が増えていたというケースも少なくありません。
 

節約だけではなくメリハリも大切

節約することは大切ですが、安く抑えるだけではストレスになります。子どもの誕生日など、家族の記念日や年末年始といったイベントは、それなりに予算をかけて食事を楽しむことも必要です。
 
抑えるところは抑え、節約できた分で少しぜいたくな食材を買ったり、家族で外食したりと、メリハリを持たせましょう。家族が気づかない部分で費用を抑えるのが、理想的な節約といえます。
 

出典

総務省 家計調査報告 -2023年(令和5年)3月分及び1~3月期平均-

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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