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「扇風機」と「サーキュレーター」ってどう違うの? 電気代も含めて検証!

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月17日 10時20分

「扇風機」と「サーキュレーター」ってどう違うの? 電気代も含めて検証!

夏場に涼をとる道具として「扇風機」と「サーキュレーター」の2つをよく耳にします。しかし、両者の正しい違いが何なのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。実はこれら2つは似ているようで全く用途が異なる家電です。   本記事では、両者の使い方の違いや、電気代がどのくらい変わるのかについて解説します。

扇風機とサーキュレーターの違いとは?

扇風機とサーキュレーターは、両方とも空気を動かすために使用される電気製品ですが、その役割には違いがあります。
 
扇風機は、ブレードを回転させて風を起こし空気を移動させることによって、部屋の温度を下げたり、湿度を払拭したりするために使用されます。起こした風そのもので部屋を涼しくする道具というわけです。しかし一方、サーキュレーターは、空気を循環させることが目的の家電です。空気の循環によって室温を均等に保ち、エアコンの冷風を部屋の隅々まで行き渡らせて涼しくするといった役割もあります。
 
サーキュレーターは、扇風機よりも効率的に空気を循環させることができるため、特に狭いスペースや密閉された部屋で有用です。また、サーキュレーターは強い風を起こさないため、涼しさよりも均一な室温を求める場合に一年中使用できます。一方で、扇風機は風量が強く、より広い範囲の空気を動かせるため、暑い季節に涼しさを求める場合に特に有用です。
 
このように、扇風機とサーキュレーターはそれぞれ室内を快適な状態にすることは共通していますが、その方法や用途が異なるものとなっています。
 

扇風機とサーキュレーターの電気代を比較


 
それでは、実際に扇風機とサーキュレーターを使用した際の電気代はどれくらいの差が生まれてくるのでしょうか。ここからは扇風機とサーキュレーターの具体的な電気代の違いについて見ていきましょう。
 
まず扇風機は、風の強さの設定などによっても異なりますが、DCモーターと呼ばれる近年の最新型モーターが使われている場合、一般的に1時間あたり20ワット程度の電力を消費します。これは電気代にするとおよそ0.54円であるため、例えば、1日24時間稼働していると考えると、1ヶ月の電気代は約388.8円です。
 
一方で、一般的なサーキュレーターは1時間あたり25ワット程度の電力を消費します。製品によっても異なりますが、扇風機よりも多少消費電力が高いです。この場合の電気代は1時間あたり0.78円、24時間稼働した場合の1ヶ月あたりでは561.6円となります。
 
ただし、サーキュレーターは扇風機よりも冷暖房を効率よく部屋全体に行き渡らせることができるため、エアコンなどの消費電力を下げることができ、トータルの電気代が安くなる場合もあります。
 

扇風機とサーキュレーターの違いを知って効率的に使おう

扇風機とサーキュレーターは用途の違いがあるものの、どちらも冷暖房の効率を高める省エネ効果があります。熱中症など、省エネを意識しすぎるあまり体調を崩してしまう対策として一役買ってくれることでしょう。
 
購入時は製品の価格や性能、機能なども含めて、自分のライフスタイルに応じて使用するものを選ぶのが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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