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エアコン修理を「夏本番」にすると「損」って本当? チェックポイントも解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月17日 4時10分

エアコン修理を「夏本番」にすると「損」って本当? チェックポイントも解説

日本冷凍空調工業会では、4月10日を「エアコン試運転の日」と定めています。経済産業省も夏本番を迎える前のエアコン試運転を推奨しています。夏本番を迎える前にエアコン試運転をしておけば、夏になっていざエアコンを稼働させたときに不具合が生じても焦ることがありません。   本記事では、もし夏本番にエアコン修理をするとどのようなデメリットがあるのかを解説します。

冷房の試運転が必要な理由

春先まで暖房が使えていたため、試運転をする必要はないと考える人もいるでしょう。しかし、暖房が使えていたからといって、冷房が正常に使えるとは限りません。冷房運転時に起こる主なトラブルは結露水(ドレン水)の周辺です。
 
暖房運転時には室内機の内部に結露は発生しませんが、冷房運転時には室内機の内部に結露が発生します。何らかの原因でドレンホースから結露水(ドレン水)が排出されていないと、室内機から水漏れが発生することがあるため注意が必要です。
 

夏本番にエアコン修理をするデメリット

日本冷凍空調工業会や経済産業省が早期のエアコン試運転を勧める理由は、夏本番にはスムーズにエアコン修理をしてもらえない可能性があるためです。エアコンの設置・修理工事は6~8月がピークのため、業者が忙しくてすぐに予約を取れない可能性があります。一方、4~5月頃はエアコン設置・修理工事の閑散期のため、比較的スムーズに予約が取れるでしょう。
 
また、エアコンの補修用性能部品には10年程度の保有期間があり、保有期間を過ぎると修理ができない可能性があります。夏本番に運よく予約が取れたとしても、補修用性能部品の保有期間が過ぎていたら修理ができません。
 
修理ができない場合は買い替えを検討することになりますが、夏本番はエアコンの在庫が少なく、また設置工事も殺到しているため何かとバタバタします。夏本番に慌てるよりも、早めに試運転をしておいたほうが安心です。さらに、閑散期にはお得な割引キャンペーンを行っている業者があり、夏本番に修理を依頼するよりも料金が安く済む可能性もあります。
 

エアコン試運転時のチェックポイント


 
三菱電機 霧ヶ峰PR事務局によると、エアコン試運転のチェックポイントは「点検」「エアコン内部の確認」「試運転」の3つです。まずは電源プラグやコンセント、室外機などをチェックして安全に使用できるかを点検します。
 
異常がなければエアコン内部のフィルターに汚れがたまっていないかをチェックしてください。その後30分程度エアコンを「冷房モード」で試運転して、室内機の吹き出し口から冷たい風が出ているか、室内機から水漏れが発生していないか、異音・異臭がないかなどをチェックします。設定温度は最低に設定することがポイントです。
 
また、室外機からの異音・異臭がないかも併せてチェックしてください。
 

エアコンの試運転はお早めに

4~5月頃にエアコンの試運転をしておくと、夏本番になって不具合が発覚しても慌てることがありません。繁忙期の夏本番にエアコン修理を依頼しても、なかなか予約が取れずに夏中に間に合わない可能性もあります。また、閑散期である4~5月頃に割引キャンペーンなどを行っている修理業者もあるため、早めにエアコン試運転をしたほうがお得です。
 

出典

三菱電機 霧ヶ峰PR事務局 ~4月10日は「エアコン試運転の日」!~暖房が使えていても、冷房時に不具合が発生することも?(共同通信PRワイヤー)

経済産業省 夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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