昼食はいつも職場近くの「マクドナルド」です。健康に気を付けるにはどんな注文をすべきですか？「ポテト」は止めるべきでしょうか…？

「平日の昼間はいつも職場の近くにあるマクドナルドを利用しているものの、栄養面が不安」という声がありました。マクドナルドは手軽に利用できる一方で、全体的に野菜が少なく栄養面が心配な人もいるでしょう。   もしマクドナルド以外の選択肢がない場合、健康に気をつけるなら、どのような注文方法が望ましいのか、解説します。

マクドナルドは本当に栄養バランスが悪い？

マクドナルドでは、平日10時半から14時までお得な「ひるまック」を用意しています。「ひるまック ダブルチーズバーガーセット」を注文したと仮定して、1食あたりの栄養価を見ていきましょう。
 
マクドナルドの公式サイトでは、1日に必要な栄養のうちマクドナルドメニューがどれだけ補えるか（充足率）をチェックできます。30～49歳男性が昼食に「ひるマック ダブルチーズバーガーセット」（サイドメニューはポテトとコーラを選択）を食べた場合、1食のみで1日に必要なたんぱく質や脂質の約半分程度を摂取できます。
 
同条件の男性が1日に必要なエネルギーは2700kcalですが、「ひるまック ダブルチーズバーガーセット」の総カロリーは1008kcalです。1日3食の場合、2700kcalを3で割って1食あたりのカロリー目安は900kcalとなります。1008kcalはやや多い印象ですが、他の2食を調整すれば許容範囲でしょう。
 
栄養素の中で不足していると感じたのは、各種ビタミンやカルシウムです。食物繊維を含めた他の栄養素に関しては、1日の指標値の約3分の1～2分の1は取れるため、思ったよりも栄養バランスがよいといえるでしょう。
 

栄養バランスをよくする注文方法は？

 
マクドナルドで不足しやすいのは、各種ビタミンやカルシウムであることが分かりました。栄養バランスをよくするために、セットのサイドメニューをポテトから「サイドサラダ」もしくは「えだまめコーン」に変更するのがよいでしょう。
 
サイドメニューを「サイドサラダ」に、またドリンクを「野菜生活」に変更した場合、総カロリーは1008kcalから591kcalへとダウンします。また、ビタミンAは113μgから1182μgにアップです。サイドメニューやドリンクを変更するだけで、大幅なカロリーダウンと栄養価アップが可能です。
 

コスパがよい注文方法は？

「ひるまック ダブルチーズバーガーセット」の価格は620円（税込み）～です。毎日食べることを考えると、少し高いと感じる人もいるでしょう。
 
しかし、単品ずつ注文するとコストパフォーマンスが悪いため、平日昼間に利用するなら「ひるまック」を注文することをおすすめします。例えば、バーガー類で一番安い「ハンバーガー」は170円（税込み）～、「サイドサラダ」は300円（税込み）～、「野菜生活Mサイズ」は260円（税込み）で計730円（税込み）です。
 
「ひるまック」のコストパフォーマンスのよさは一目瞭然なため、選択肢がマクドナルドしかないのであれば、単品ではなく「ひるまック」を注文したほうが節約になります。
 

栄養バランスは1日トータルで考えよう

平日の昼食がいつもマクドナルドでも、栄養面では大きな問題はないことが分かりました。
 
ただし、性別や年齢、活動量によってはカロリー過多となる可能性があります。また、各種ビタミンやカルシウムが不足しやすい事実はあるため、気になる人はサイドメニューをサラダにするなど工夫してみましょう。
 
栄養バランスは1日トータルで考えれば大きな問題はないため、他の2食で足りない栄養素を補うことが重要です。
 

出典

日本マクドナルド株式会社 ひるまック ダブルチーズバーガーセット
日本マクドナルド株式会社 栄養バランスチェック
日本マクドナルド株式会社 メニュー
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー