「中野駅」って1人暮らしにおすすめですか？「手取り19万」で職場は大手町です

多くの路線が乗り入れ、都心部へもアクセスしやすい東京都の中野駅周辺は1人暮らしをする人に人気のあるエリアです。それでは、就職などをきっかけに1人暮らしを始めようとする人にとっても住みやすいエリアなのでしょうか。   本記事では、中野駅周辺の情報を交えながら、手取り収入が19万円の人にとっても、中野駅周辺は住みやすいのかどうか、解説します。

中野駅周辺はどのような環境？

中野駅は東京都中野区にあり、JR中央線やJR総武線、東京メトロ東西線が乗り入れています。大手町駅までは、東京メトロ東西線で約22分と、乗り換えせずに行けるのが魅力です。東京メトロ東西線の始発駅にもなっていて、中野駅を発着する電車も多いため、通勤ラッシュの時間帯でも座って通勤しやすい駅です。
 
そのほか、JR中央線で新宿駅まで約5分、東京駅まで約20分でアクセスできます。ちなみに、東京メトロ東西線の大手町駅とJR東京駅の日本橋口はとても近いので、大手町近辺のオフィスであれば、JR中央線を利用して通勤することも可能です。
 
駅周辺にはたくさんの商店街があります。特に、北口にある「中野サンモール商店街」はアーケード付きの大きな商店街で、飲食店やファストフード店、ドラッグストアなどが軒を連ねています。スーパー、コンビニも点在していて、生活利便性は高いといえるでしょう。
 
また、多くの雑貨店や書店などが入った「中野ブロードウェイ」は、「サブカルチャーの聖地」として親しまれています。駅近くには区役所や郵便局もあり、各種手続きなどでも便利です。
 

中野駅の平均家賃は？

リクルートのSUUMOによると、中野駅周辺の賃貸物件の家賃相場は8万円でした。このうち、ワンルームマンションの家賃相場は7万円、1K／1DK（マンション）は8万4000円、1LDK／2K／2DKは13万4000円となっています。中野駅周辺は区の中心街で、1人暮らしの人に人気のあるエリアのため、中野区の中でもやや高くなっています。
 

手取り19万円で中野駅周辺に住むには？

一般的に家賃は手取り収入の2～3割が望ましいといわれます。手取り収入が19万円の場合、3万8000円～5万7000円となり、中野駅周辺の家賃相場よりも少ない額になります。
 
しかし、中野駅周辺でも築年数が経過している物件や駅からやや離れた場所にある物件の中には、5万5000円以下で借りられる物件が点在しています。「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を紙に書き出すなどして、自分に合った部屋を見つけていきましょう。
 
賃貸物件を借りるときの審査では、家賃の36倍の年収（額面）の有無を見ているので、実際には6～7万円の物件を借りることもできるでしょう。
 
しかし、物価が高騰し、光熱費や食料品などの生活費が上昇しているなか、家賃の高い物件を選んでしまうと、後で生活が苦しくなるかもしれません。長く住むためにも生活に無理が出ないよう、手取り収入に占める家賃の割合は3割以下に抑えておくのがおすすめです。
 

家賃の安い物件を見つけられれば1人暮らししやすいエリア

 
中野駅周辺は商店街が多く、にぎわいのある街なので、1人暮らしの人にとっても生活しやすいエリアといえるでしょう。ただし、ワンルームマンションの家賃相場は7万円と、やや高くなっています。手取り収入19万円の人が中野駅周辺で生活するには、駅からやや離れた場所まで範囲を広げて、無理なく借りられる物件を探すのがおすすめです。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー