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児童手当を教育資金に活用する人が多い!? 児童手当のおすすめ活用法とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月25日 11時10分

児童手当を教育資金に活用する人が多い!? 児童手当のおすすめ活用法とは?

児童手当は、0歳から中学卒業までの子どもを育てている保護者に支給されます。児童手当を受け取った保護者は、児童手当をどのように活用しているのでしょうか?   この記事では、児童手当を活用する目的や、おすすめの活用方法について解説します。

児童手当として支給されるお金

児童手当は、全ての子育て世帯が受け取れる給付金です。児童手当として支給されるお金の総額と、保護者が活用する目的について解説します。
 

児童手当は合計で約200万円

児童手当とは、0歳から中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童がいる家庭に支給される給付金です。児童手当の支給額は以下をご参照ください。
 

【児童手当の支給額(1人あたり月額)】

3歳未満…一律1万5000円
3歳以上小学校修了前…1万円(第3子以降は1万5000円)
中学生…一律1万円

 
仮に兄弟がいない子が全額受け取った場合、生まれた月によって変動はありますが、中学卒業までに約200万円受け取れます。ただし、兄弟の有無や親の所得額によって支給額が変動するため、詳細な金額を知りたい方は、市区町村窓口へ問い合わせましょう。
 

児童手当は子どもの教育費に使う

厚生労働省が、中学生以下の子どもを持つ保護者9973人を対象に行った2012年の調査によると、44.2%の保護者が「児童手当を教育費として使う」と回答しています。
 
一方で、子どものためとは限定しない貯蓄・保険料に使うと回答した保護者は4%だったことを考慮すると、多くの保護者が児童手当を、子どもの教育資金に限定して活用するといえるでしょう。
 

児童手当をどう使えばよいのか

児童手当を教育資金として活用する方法について考えてみましょう。約200万円の児童手当を、銀行預金で貯蓄する方法もよいかもしれません。ただし、現在は銀行の預金金利は低く、物価も高騰しています。貯金だけだとお金の価値が目減りしてしまう可能性もあるでしょう。
 

将来に向けて運用する

児童手当を、投資や保険を活用して運用する方法もよいでしょう。教育費の無償化が進む昨今で、一番お金が必要なタイミングは大学入学です。子どもが大学生になるまでの期間を活用して、少しずつ運用しておくと教育資金を増やせるでしょう。
 
仮に、毎月1万円の児童手当を年利5%で15年間運用できた場合は約258万円となり、貯金するよりも約58万円も多くなります。
 
投資する場合には、NISAやつみたてNISAなどの非課税制度を活用するとよいでしょう。ただし、投資する場合は相場の変動によって資産が減るリスクもあります。
 

児童手当の注意点

児童手当には「所得制限限度額」と「所得上限限度額」がある点に注意が必要です。所得制限限度額以上所得上限限度額未満の場合、児童手当ではなく、特例給付(児童1人当たり月額一律5000円)が支給されます。さらに、所得上限限度額以上の場合は、児童手当も特例給付も支給されなくなることを覚えておきましょう。
 
例えば扶養親族が1人の場合、所得額660万では特例給付が支給され、児童1人あたり月額5000円を受給できます。しかし所得額が896万円を超えた場合は、児童手当も特例給付も支給されません。
 

まとめ

児童手当は0歳から中学生までの子どもを育てている保護者に支給される給付金です。子ども1人あたり月額1万~1万5000円が支給され、15歳までに合計約200万円が支給されます。
 
多くの保護者は児童手当を教育資金として活用していますが、教育資金として銀行に貯金するだけでは、お金の価値が下がってしまう可能性もあります。最もお金が必要となる大学までの期間を利用して、投資や保険で運用してもよいでしょう。
 

出典

内閣府 児童手当

内閣府 児童手当制度のご案内

厚生労働省 「平成24年児童手当の使途等に係る調査」の結果を公表 ~使い道と使用金額を調査~

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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