【怪談】タクシーの乗客が突然消えたら運転手はどれだけ損をする?
ファイナンシャルフィールド / 2023年5月25日 8時30分
山の上で乗客を乗せて走っていると、気が付いたら「乗っていたはずの乗客が突然消えていた!」というのは有名な怪談の一つです。 ここで気になるのは、運転手はどれだけの損をしたかです。乗客が消えてしまうことはないにしても、車内を汚されてしまうことは少なくありません。 その場合も含めて、タクシーの運転手は、どれだけの損をするのかを考えてみました。
タクシーの乗客が突然消えた! 運転手はどれだけ損をする?
怪談に登場するタクシーの運転手は、乗客が突然消えてしまうことで、どれだけの損をしたのでしょうか。考えられる損失は、以下のとおりです。
・ガソリン代の損失
乗客を乗せたにもかかわらず、料金を徴収できなかったため、走行距離に応じたガソリン代を損しました。法人タクシーの場合、ガソリン代を会社が負担するケースが多いですが、いずれにしても、損失が生じたことに変わりはありません。
・乗客を乗せていた時間の損失
タクシーの運転手は基本的に歩合給ですから、乗客を乗せてタクシーを走らせていた時間は無駄になりました。「もしもその間に、ほかの乗客を乗せていたとしたら」と考えると、営業機会を失ったことで、損をしたことになります。
・ぬれたシートのクリーニング代
怪談では、乗客が座っていたシートがぬれていました。次の乗客を乗せるために、シートを清掃しなくてはなりません。清掃を業者に依頼すると、通常のシートクリーニングは数千円、汚れ状況や範囲によっては数万円かかるケースもあります。
現実では乗客が車内を汚して運転手が損することも
タクシー内で乗客が失禁・嘔吐をして、車内を汚してしまうケースは少なくありません。大手タクシー会社では、車内を汚されても、クリーニング代を請求しないように指導している場合があります。大手であれば、替えのシートや車両があるため、すぐに対応できるからです。
しかし、運転手にとっては損をすることになります。車内が汚れた状態で営業を続けることはできず、いったん営業所へ帰らなければなりません。歩合給のタクシー運転手にとって、数時間のロスになってしまいます。
個人タクシーの場合は、営業に使える車が1台だけであるため、乗客に車内を汚されると、清掃して臭いを消すまでは仕事ができません。
そのため、場合によっては、損害賠償請求にまでなってしまうケースも考えられます。
乗客には善管注意義務がある! マナーを守ってタクシーを利用しよう
法人・個人を問わず、乗客に車内を汚されるのは、タクシー運転手にとって迷惑な話です。乗客には善管注意義務があり、タクシーに乗車する際は、車内を汚さないように注意を払う必要があります。
飲み会の帰りなどは、乗車中に気分が悪くなることを想定して、運転手に事前に伝えたり、エチケット袋を用意したりして、車内を汚さないように対策しておくとよいでしょう。
万が一、車内を汚してしまった場合は、正直に運転手に伝えて謝り、クリーニング代の支払いを申し出るようにしましょう。間違っても、汚したことを黙ったまま、立ち去ることがないようにしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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