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工場勤務で指を落としました…。労災はいくらおりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月27日 23時10分

工場勤務で指を落としました…。労災はいくらおりますか?

うっかりしていて仕事中に指を切断してしまったという事故は労働災害のなかの1つです。主に機械などを使用している工場現場などで発生する事故といえます。   そのケースでは、労災はいくらおりるのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。今回は、工場勤務で指を落とした場合、労災はいくらおりるのかなどについて解説していきます。

工場勤務で指を落としたケースは、労災保険の対象になるのか?

工場勤務で指を切断してしまったケースは、労災保険の対象になる可能性が高いです。なぜなら、この場合、業務災害と認定されるための業務遂行性と業務起因性が見受けられるためです。業務遂行性は、業務と疾患や外傷などの間に一定の因果関係があることを指しています。
 
また、業務起因性は、労働者が労働契約に基づいて事業主の支配下にある状態であることです。今回は、会社での作業中に指が機械などに巻き込まれてしまったことが原因として考えられます。工場での切断は勤務地において起きた事故であることから、労災保険が適用される可能性は高いです。
 

工場勤務で指を落とした場合、労災はいくらおりるのか

工場勤務で指を落とした場合、そのときの状況にもよりますがいくつかの給付を受けられます。例として、まず病院での治療費などといった療養補償給付が挙げられます。
 
その1つが労災病院や労災保険指定医療機関において無料で治療を受けられる療養の給付です。療養の給付を受ける場合、自身で、指定機関を通じて、労働基準監督署に請求書を提出しておきましょう。
 
一方、上記以外の病院で手当てを受けた際、負担した費用は全額分支給されます。また、療養の費用の支給と呼ばれる病院にかかる交通費が支給される制度も存在しています。さらに、療養補償は傷病が症状固定するまで受けることが可能です。なお、1年6ヶ月を経過しても治癒しないならびに障害の程度が重いときは傷病補償年金を受けられます。
 
けがの治療のために会社を休んだとき、休業補償を受けることも可能です。具体的には、休業日4日目から1日につき給付基礎日額の80%が支給されます。なお、給付基礎日額は、起きた事故直前3ヶ月分の賃金を暦日数で割ったものです。
 
例として、月20万円の賃金を支給されているとき、事故が10月に発生したと仮定します。なお、賃金に関する締め日は毎月末日の場合としました。給付基礎日額の求め方として、まず、直前3ヶ月間に支払われた賃金の総額を出しておく必要があります。ここでは、20万円に3ヶ月分をかけることで求めることが可能です。
 
次に、直前3ヶ月間に支払われた賃金の総額を賃金計算期間の暦日数である92日で割ります。給付基礎日額は約6522円です。結果として、1日につき約5000円の休業補償が支給されます。
 
ただし、休業の最初の日から3日目までは労災保険からの支給はありません。したがって、事業主から1日平均賃金の60%の休業補償が支払われることになります。
 

工場勤務で指を切断した事故では、いくら労災がおりるのかは状況による

工場勤務で指を落として治療が必要になった場合、病院での治療費が全額支給されます。また、労働することができないなどといった条件を満たすことで休業補償を受け取ることも可能です。
 
さらに、休業補償で受け取れる金額は、事故が発生した直前3ヶ月分の賃金などによって変わってきます。上記で示した計算方法でいくらくらい支給されるのか計算してみましょう。
 

出典

厚生労働省 福島労働局 業務災害とは
厚生労働省 請求(申請)のできる保険給付等
厚生労働省 休業補償の計算方法を教えてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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