【2023年】価値が最も高い宝石は?世界で高値が付いた宝石たち
ファイナンシャルフィールド / 2023年5月26日 9時30分
過去に身につけていた宝石や貴金属を、買い取り業者に持ち込んで、買い取ってもらったという人も少なくないでしょう。 しかし、業者によって、買い取り価格に大きな差があるそうです。日本経済新聞記者の調査によると、ダイヤモンドの買い取り査定最安値が1万5000円だったのに対して、最高値は35万円だったといいます。その差は、なんと約23倍です。 また、宝石の種類によっても、買い取り価格は大きく変動するとされています。 そこで今回は、現在、価値が高いとされている宝石の数々をご紹介します。さらに、過去に高値がついたとされる宝石についても調べました。 自宅に眠っている宝石がある人は、鑑定をしてもらってみてはいかがでしょうか。思いのほか、高く売れるかもしれません。
今後ダイヤモンドの需要が高まる!?
近年、価格高騰や消費税増税の影響により、宝石や貴金属に対する支出の割合が減少傾向にあります。
しかし、コロナ禍やロシアの経済制裁などの影響により、需要と供給のバランスが変化して、ダイヤモンドの需要が高まりつつあります。これは、世界で産出されるダイヤモンドの約30%が、ロシア産であるためです。
そのため、今後のダイヤモンド不足や価格高騰が懸念されています。
このことより、ダイヤモンドの買い取り価格は今後、高騰するのではないかと予想されています。
世界四大宝石は依然として価値が高い
ダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアの4種の宝石は「世界四大宝石」と呼ばれ、希少性や価値の高さから、高値で取り引きされることが多いとされています。
買い取り価格は、産地や大きさ、石の質によって大きく異なります。また、鑑定書や鑑別書の有無も、査定額に影響するため、決められた相場はありません。
数万~数百万円で買い取りしてもらえることが多いようですが、ものによっては、数千円の値しかつかないケースもあります。
宝石を高く売るには希少性の高さが決め手
希少性の高い宝石は、高く買い取ってもらえる傾向にあります。
例えば、「世界三大希少石」と呼ばれる、パライバトルマリン・アレキサンドライト・パパラチアサファイアも、価値が高いとされています。
そのため、これらの宝石も、高価買い取りの対象となるでしょう。
今まで高値で落札された宝石の数々
最後に、世界のオークションなどで、高値で落札された宝石を3種ご紹介します。
一つ目は、2017年にサザビーズオークションで落札された、59.6カラットの「ファンシー・ヴィヴィッド・ピンクダイヤモンド」です。5億5300万香港ドル(当時の為替レートで約79億円)で落札されて、「CTFピンク・スター」と名付けられました。
二つ目は、2016年にスイスのジュネーブで競売にかけられた「ブルーダイヤモンド」です。14.62カラットの「オッペンハイマー・ブルー」と名付けられたこの宝石は、5683万7000スイスフラン(当時の為替レートで約63億4000万円)で落札されました。
三つ目は、サザビーズオークションに出品された、88.22カラットの「オーバルダイヤモンド」です。こちらは、1億800万香港ドル(当時の為替レートで約15億3000万円)で落札されました。
宝石は、希少性や品質などによって、これほどの高値で取り引きされることもあるのです。
宝石を売るなら複数の業者で見積もりをとろう
宝石は、市場の変化や経済状況によって、大きく相場が異なります。さらに、宝石の種類や産地、大きさでも買い取り価格が変動するため、一概にいくらで売れるのかを予想できません。
もしも、宝石の売却を検討しているのであれば、複数の業者に見積もりを依頼して、しっかり比較してみましょう。
出典
日本経済新聞「価格差23倍も 宝石の買い取り価格はこんなに違う」2015年6月26日
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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