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本当のお金持ちは「山手線の内側」に住むって本当? 年収はいくら必要?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月28日 11時10分

本当のお金持ちは「山手線の内側」に住むって本当? 年収はいくら必要?

山手線の内側は首都圏のなかでも中心地といえます。にぎわいと便利さを求める人々が集まり、同時に家賃も高額になりがちです。では、山手線の内側に住むためには一体、どの程度の年収が必要なのでしょうか。   今回は、東京23区の平均家賃、山手線の内側と外側の区の平均家賃、そしてそれぞれの場所で生活するために必要な年収について考察します。

東京23区の平均家賃

東京23区の平均家賃は、その地域の人気度や生活環境により大きな差があります。住宅などの不動産の賃料は、一般的にその土地・建物の売価におおむね比例するものです。したがって、地域別の家賃の違いについては、例えば中古マンション価格情報が役に立ちます。中古マンションの相場は、港区の平均価格が1億円を超えている一方で、足立区は3000万円台です。これらの情報から推測すると、一般的な区では賃料が数十万円、特に人気のある区では数百万円の家賃が必要とされていると考えて良いでしょう。なお、国土交通省の不動産価格指数によると、時系列で見ると全体的な不動産価格は上昇傾向にあるため、賃料も同じように高くなっていくと思われます。
 

山手線の内側・外側の区の平均家賃

次に、山手線の内側と外側の区の平均家賃について考えてみましょう。山手線の内側とは、都心部や主要な商業エリアに位置する区を指し、家賃は通常、外側の区よりも高い傾向にあります。いわゆる、都心3区(千代田区、中央区、港区)に、新宿区、渋谷区、文京区を含めた6つの特別区を「山手線の内側」といってよいでしょう。そのエリアの新築マンションの購入価格は8000万円を超えています。これが賃貸の場合では、港区のマンションであれば1平方メートルで1万円が目安です。つまり、70平方メートルであれば月額60万円から80万円程度となります。一方、「山手線の外側の区」では、賃料が数十万円からとなり、内側と比較して格段に抑えられています。
 

それぞれ住むなら収入はいくら必要か?

最後に、それぞれの区に住むために必要な収入について考えてみましょう。一般的に、家賃は月収の3分の1程度が目安とされます。山手線の内側の区に住む場合、家賃が100万円と想定すると月収は300万円程度が必要です。一方、外側の区では、家賃が20万円と想定すると月収は60万円程度が必要です。ただし、これらの額はあくまで目安であり、個々の生活スタイルや資産状況によって大きく変動します。また、極端に高い数値が平均を引き上げていることも考えられるため、この数値よりも低い年収でも暮らすことは可能でしょう。
 
なお、長期での居住を考えるのであれば、購入するほうが経済的に有利になるケースもあります。例えば、フラット35のような住宅ローンは金利が低く、融資期間が長いのが特徴です。このようなローンを使って購入すれば、毎月の家賃を払うよりも長い目で見て経済的負担を抑えられる可能性があります。
 

住みたいエリアで年収に合わせて探してみましょう


 
本記事では、山手線の内側と外側で住むために必要な年収について検証しました。山手線の内側に住むの場合は年収3600万円程度、外側の区では年収700万円程度という結果になりましたが、数値はあくまで平均です。エリアや部屋の条件によっては、今回の結果より年収が低くても十分に暮らしていけるでしょう。
 

出典

国土交通省 不動産価格指数
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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