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浴室乾燥機を丸一日動かしたら、電気代はいくらになる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月29日 9時20分

浴室乾燥機を丸一日動かしたら、電気代はいくらになる?

浴室乾燥機は、雨や花粉などで洗濯物を屋外に干せないときに役に立ちます。   賃貸マンションやマイホームに備わっている浴室乾燥機を使ってみたくても、電気代がどのくらいかかるのだろうと心配な人もいるかもしれません。そこで、本記事では浴室乾燥機を丸一日稼働させた場合を想定して、どのくらいの電気代がかかるのかを解説していきます。

浴室乾燥機とは? どのようなメリット・デメリットがある?

浴室乾燥機の正式名称は、浴室換気乾燥機です。換気や乾燥の機能を搭載しており、スイッチを押すだけで浴室内の乾燥や空気の入れ替えが行えます。冷房機能、暖房機能、ミストサウナ機能を搭載した製品もあります。
 
浴室乾燥機は、浴室の天井内に埋め込まれた製品が多いことから、スペースを有効活用できるのがメリットです。浴室にハンガーを設置して、洗濯物をつるしておけば、洗濯乾燥機代わりとしても活用できます。
 
完全室内で洗濯物を乾かせるので、人目が気になったり天候が悪かったりなどで屋外に洗濯物を干せないときにも、重宝するでしょう。浴室内の雑菌やカビの増殖が抑えられる、入浴時のヒートショックを防げるといった利点もあります。
 
浴室乾燥機のデメリットとして挙げられるのが、電気代の高さです。稼働時間や利用頻度によっては、洗濯乾燥機を使用する場合よりも、電気代が高額となってしまう場合があります。
 

浴室乾燥機を丸一日稼働させた場合の電気代は約900円

それでは、浴室乾燥機を丸一日稼働させた場合には、一体どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。電気代を調べたいときには、その製品の消費電力を調べておかなくてなりません。
 
浴室乾燥機の消費電力に対して、目安単価となる31円/kWhを掛けることで、1時間あたりの電気代を求めることができます。なお、浴室乾燥機の消費電力は、各製品や運転モードによって異なります。
 
大手メーカーの浴室乾燥機ですと、暖房モードの定格消費電力が1.25kW、乾燥モードが1.19kW、24時間換気モードが0.006kWです。この数値をもとにした場合の1時間あたりの電気代は、暖房モードが約39円、乾燥モードが約37円、24時間換気モードが約0.2円です。
 
暖房や乾燥モードで丸一日(24時間)稼働させた場合には、888~936円の電気がかかります。24時間換気モードは消費電力が低いため、丸一日稼働させても、約4円しかかかりません。1ヶ月間連続で使用しても、電気代はわずか約134円です。
 

暖房や乾燥モードは短時間で済ませる

浴室乾燥機に搭載されている暖房モードや乾燥モードは電気代が高くなりやすい面があります。節電をしたいのであれば、1日中つけっぱなしにせずに、使用時間をできるだけ短くしたほうがよいでしょう。
 
乾燥モードを使う際には、浴室内の水気を拭き取ったり、洗濯物同士の隙間を空けたりするなどの工夫をしておけば、乾燥時間が短くなります。
 
浴室乾燥機のフィルター内にホコリや汚れがたまると、乾燥時間が長くなることがあります。カビによる健康被害のリスクもありますので、フィルターは定期的に掃除して、清潔な状態にしておきましょう。電気料金が安くなる夜間を狙って、浴室乾燥機を稼働させてみるのもよいかもしれません。
 

浴室乾燥機の24時間換気モードは丸一日つけっぱなしでも電気代が安い!

浴室乾燥機の24時間換気モードは、それほど電気代はかかりません。丸一日稼働させても、電気代は約4円です。ただし、暖房や乾燥モードを使用する場合には、注意が必要です。
 
これらのモードで丸一日浴室乾燥機を稼働させると、888~936円の電気代が発生します。電気代が高くついてしまうのがデメリットですが、洗濯物を効率よく乾かせるというメリットがあります。節電対策をしながら、浴室乾燥機を有効に活用してみるとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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