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35歳までアルバイトを転々としていました。将来「年金」をもらえるのか不安です…

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月30日 10時20分

35歳までアルバイトを転々としていました。将来「年金」をもらえるのか不安です…

若いころにアルバイトを転々としていて、年金がもらえるのか不安な人もいるのではないでしょうか。生活するためには、食費や光熱費などといった出費がかかってきます。   将来、豊かな生活を送るためにも、老後の資金を確保しておくことは欠かせません。今回は、35歳までアルバイトを転々としていた場合、将来年金はもらえるのかなどを解説します。

アルバイトを転々としていた場合、年金はもらえる?

結論からいうと、年金をもらえるかどうかは、これまでに年金保険料を納めていたかどうかや、加入期間などによります。日本の公的年金は、主に自営業者などが加入する国民年金と、会社員や公務員などが加入する厚生年金があります。
 
アルバイトであっても、加入要件を満たしていれば厚生年金に加入でき、自身で直接保険料を納める必要はありません。しかし、国民年金のみに加入していた場合、自身で保険料を納める必要があります。令和5年度の国民年金保険料は月額1万6520円で、将来受給するためには、資格期間が10年以上必要です。
 
そのため、将来年金を受け取れるかどうかを知るためには、自身の加入履歴を確認しましょう。
 

もらえる年金はいくら

国民年金の40年間の保険料をすべて納めた場合、将来受け取れる老齢基礎年金は満額で月6万6250円(令和5年度)です。老齢基礎年金は、受給資格期間が10年以上ある場合に、原則65歳から受け取ることができます。国民年金保険料の納付月数によって年金額は変わってきます。
 
したがって、払っていない期間があるともらえる金額がさらに少なくなってしまいます。
 
厚生年金の特徴は月々の給与や賞与などによってもらえる金額が変化することです。例として、年間給与200万円、28歳医療事務アルバイトのケースだと、保険料月額1万5600円で今後15年間厚生年金に加入すると仮定した場合、年金額は月に1万3000円増額されます。
 
同じく今後15年間厚生年金に加入した場合で年収が300万円になると、保険料は月額1万5600円から2万3800円に増加しますが、月の年金額は2万円増額されます。
 

払っていなかった分はあとから納められるのか

アルバイトをしているとき、収入が少ないなどから年金を納めていない人もいるのではないでしょうか。払っていない国民年金があるときは、要件を満たせばあとから収めることも可能です。例えば、納付期限を経過した場合、納付期限から2年間は送付された納付書で納めることができます。
 
一方、免除や猶予を受けていた期間は10年前までさかのぼって追納でき、この制度を利用すれば将来受け取れる年金が増えます。また、支払った分は、社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減される仕組みです。追納を考えている場合は承認を受ける必要があるので、年金事務所で申し込みを行ってください。
 

将来年金をもらうためには、国民年金の保険料を一定期間以上納める必要がある


 
アルバイトは、一定の条件を満たさないとき厚生年金には加入できず、国民年金の保険料を自身で納める必要があります。また、納めている期間によって、受給できるかどうかや金額は変わってきます。受給できるのかについてはねんきん定期便を確認したり、年金事務所に相談したりしてみましょう。
 

出典

日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額

厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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