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【2024年度上期】紙幣のデザイン一新!新紙幣の肖像に選ばれた人物たちとその選考基準とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月30日 4時40分

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1881年に初めて、肖像が描かれた紙幣「改造紙幣壱円券」が発行されて以降、さまざまな人物が、お札の肖像に採用されています。   そして2024年度上期、一万円札、五千円札、千円札の各紙幣のデザイン一新にともない、日本銀行券の肖像として、新たに3名の人物が選ばれました。千円札と五千円札は20年ぶり、一万円札は40年ぶりのデザイン変更となります。   そこで、本記事では、2024年度上期に発行される新紙幣に掲載される人物や、お札に描かれる人物が選ばれる過程、歴代のお札に掲載された人物について解説します。

【2024年度上期発行】新紙幣の肖像に選ばれた人物たち

2024年度上期に発行開始予定の、新しい日本銀行券(紙幣)の肖像に選ばれたのは、以下の3名です。
 

【新一万円券:渋沢栄一(1840-1931)】※新一万円札のこと

・生涯で、約500もの企業の設立などに関わったとされる実業家
・「日本の資本主義の父」とも称される

 

【新五千円券:津田梅子(1864-1929)】※新五千円札のこと

・日本初の女子留学生の一人として渡米
・女子英学塾(現・津田塾大学)を創立するなど、近代的な女子高等教育に尽力

 

【新千円券:北里柴三郎(1853-1931)】※新千円札のこと

・破傷風菌の純粋培養や血清療法を確立、ペスト菌を発見
・私立伝染病研究所、私立北里研究所を創立
・「近代日本医学の父」として知られる

 
2024年度上期発行の新紙幣には、幕末、明治から昭和初期にかけて活躍した人物が採用されています。
 

お札の肖像に選ばれる基準とは?

肖像をはじめとするお札の様式は、通貨行政を担当している財務省、発行元の日本銀行、製造元の独立行政法人国立印刷局の三者で協議したのち、最終的には日本銀行法にのっとり、財務大臣によって決定されます。
 
お札の肖像の選び方に特別な制約はありませんが、国立印刷局は、肖像のおおよその選定基準として、以下の項目を挙げています。
 

・日本国民が世界に誇れる人物で、教科書に載っているなど、一般によく知られていること
・偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物であること

 
2023年現在、発行されているお札の肖像に採用されている、日本が世界に誇る細菌学者である野口英世や、女性の地位向上や社会進出に貢献したとされる樋口一葉は、まさにこの条件に当てはまる人物といえるでしょう。
 

【全18名】歴代の肖像入り紙幣に描かれた人物一覧

1881年に発行された「改造紙幣壱円券」に、日本の紙幣として初めて肖像が採用されて以降、現在までに18名の人物が肖像に選ばれています。
 

・神功皇后(じんぐうこうごう):日本の古代神話に登場する安産・子育ての女神
・板垣退助(いたがきたいすけ):幕末から明治にかけて活躍した政治家/自由民権運動の父
・菅原道真(すがわらのみちざね):平安時代の学者・政治家/学問の神様として知られる
・和気清麻呂(わけのきよまろ):奈良時代から平安時代にかけての高級官僚/平安遷都を建議
・武内宿禰(たけのうちのすくね):300年生きたとされる日本神話上の人物/5人の天皇に仕えたといわれている
・藤原鎌足(ふじわらのかまたり):飛鳥時代の貴族・政治家/大化の改新の中心人物
・聖徳太子(しょうとくたいし):飛鳥時代の皇族・政治家/推古天皇の摂政として政治・法律を整備
・日本武尊(やまとたけるのみこと):古事記・日本書紀に伝わる古代日本の皇族
・二宮尊徳(にのみやそんとく):二宮金次郎/江戸時代後期の農政家・思想家
・岩倉具視(いわくらともみ):幕末から明治にかけて活躍した公家・政治家/倒幕を画策して、大政奉還や王政復古の大号令を実現
・高橋是清(たかはしこれきよ):日本銀行総裁・第20代内閣総理大臣/日本の特許制度を整えた初代特許庁長官
・伊藤博文(いとうひろぶみ):明治時代の政治家/初代・5代・7代・10代内閣総理大臣
・福沢諭吉(ふくざわゆきち):慶應義塾大学の創始者/『学問のすゝめ』著者
・紫式部(むらさきしきぶ):平安時代中期に活躍した歌人・作家/世界最古の長編物語『源氏物語』作者
・新渡戸稲造(にとべいなぞう):明治から昭和初期にかけて活躍した教育者・思想家/初代国際連盟事務次長
・夏目漱石(なつめそうせき):明治末期から大正初期にかけて活躍した近代日本文学の文豪/『吾輩は猫である』『坊っちゃん』著者
・野口英世(のぐちひでよ):明治から大正にかけて活躍した医師・細菌学者/黄熱病・梅毒の研究
・樋口一葉(ひぐちいちよう):明治時代の小説家・歌人/『たけくらべ』著者

 
上記の中には、複数回肖像に採用されている人物もおり、聖徳太子に至っては、1930年から1958年までに発行開始されたお札、合計7種類に描かれています。
 

お札を見れば分かる! 世界に誇る日本の偉人たち

日本のお札の肖像には、日本が世界に誇る人物の中でも、一般に幅広く認知されているうえに、精密な人物像の写真や絵画の入手が可能な偉人が採用されています。
 
2024年度上期発行の新紙幣に描かれる人物も、幕末、明治から、昭和初期にかけて活躍した人物たちです。
 
新紙幣発行を控えた今、新たな肖像と、高度な偽造防止技術を採用した新デザインに、注目が集まっています。
 

出典

独立行政法人 国立印刷局 新しい日本銀行券特設サイト
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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