購入費用も維持もコスパよし! 「おひとりさま家電」を激推しする理由
ファイナンシャルフィールド / 2023年5月31日 10時0分
コロナをきっかけに、テレワークや在宅ワークが普及し、家での時間をより有意義にしようとする人が増えている。そうした人たちにおすすめなのが「おひとりさま家電」だ。 家での時間を有意義にするアイテムというと、PC周辺機器や映像環境などの製品を思い浮かべるかもしれない。しかし、近年はさまざまな家電が展開されており、「おひとりさま家電」は1人暮らしの生活の質を上げるのに役立つだろう。 ここでは「おひとりさま家電」の特徴やメリット、平均の価格帯なども紹介していく。
1人暮らしのQOLを爆上げする「おひとりさま家電」とは?
おひとりさま家電とは、1人暮らしや1人用を意識して設計された家電を指す。とはいえ、家電といえば町の家電量販店に豊富な種類が取りそろえられており、普通の生活をするならば、これらの家電に設けられた機能で満足できるだろう。
1人用に設計されただけのおひとりさま家電にどういった魅力があるのだろうか? そうした疑問に対して、おひとりさま家電を日々愛用しているSさんは以下のように答えた。
「おひとりさま家電の魅力としては、『こういうのが欲しかったんだよ!』というかゆいところに手が届く機能です。例えば、机の上で活用できる『卓上フライヤー』を見つけたときは『これだ!』って思いましたね。僕は揚げ物が好きで自炊でも作るんですけど、キッチンとリビングを往復するのが面倒なんですよ。そうしたニッチな要望を解消してくれるのがおひとりさま家電のうれしいポイントです」
通常の家電の場合、それぞれの機能がハッキリと分かれている。従来ならばそうした機能だけでも十分に満足できていたが、一人ひとりの暮らしや生活、趣味、し好が多様化した近年では、これまでの家電で対応しきれないニーズも増えてきた。
おひとりさま家電では、そうしたニーズを解消する個性的な機能を有した家電が多く販売されており、「1人暮らしの生活をもっと豊かにしたい」という人たちからの支持を得ている。
1人暮らしにうれしい設計! 置き場所に困らないサイズ感
また、Sさんによると、細かい部分の設計も1人暮らしに合っているのだという。
「やっぱりおひとりさま家電のうれしいポイントとしては、『コンパクトなサイズ感』ですね。便利な機能が搭載された家電自体はたくさん販売されてるんですけど、1人暮らしには正直大きすぎるんですよ。もちろん、そうした家電も家族で暮らしている人にはちょうどよいと思うんですけど、大きくないマンション暮らしの自分には扱いきれません。後は、小さい分、お手入れがしやすいのもよいですね。」
現在1人暮らしをしている人の場合、広い間取りの部屋に住んでいるという人は決して多くないだろう。おひとりさま家電は1人での使用を想定されているため、コンパクトな設計となっており、使い勝手がよく、置き場所にも困らないのがポイントだ。
さらに、家電自体がコンパクトな分、取り回しがしやすく、日々のお手入れが容易な点も欠かせないだろう。
また、おひとりさま家電は価格面も比較的リーズナブルであり、家族向けの家電よりは安価で購入できる。実際、1万円以内で購入できる商品も多く、高価な商品でも3万円台で購入できる場合がほとんどだ。
ドラム式洗濯機や大容量の冷蔵庫が10~20万円以上することを考えると、手を伸ばしやすい価格も大きなメリットといえるだろう。
リーズナブルな価格設定が魅力!おひとりさま家電の価格例
それでは、実際に販売されている商品を参考にしながら、おひとりさま家電の相場をみていこう。
おひとりさま家電といっても、その種類は多岐にわたり、調理・キッチン家電から生活家電、掃除家電、季節家電などさまざまだ。
例えば、調理家電としては、ソロオーブン、1人用鍋、コンパクトグリルなどが挙げられる。それぞれの価格相場としては以下のようになる。
■おひとりさま家電の価格相場:調理家電
●ソロオーブン:7000~2万円
●1人用鍋:7000~1万円
●コンパクトグリル:5000~2万円
ほかにも、1人暮らしに役立つおひとりさま家電としてポータブルクーラー、ミニ洗濯機、小型食洗器なども挙げられる。
■おひとりさま家電の価格相場:生活家電
●ポータブルクーラー:3万~5万円
●ミニ洗濯機:7000~1万円
●小型食洗器:2万~4万円
このように、おひとりさま家電の中には数千円から購入できる製品も多く、あまり家電にお金をかけられないという人でも手が出しやすいのが特徴だ。
今回紹介した家電以外にも、さまざまなおひとりさま家電が販売されているため、気になった方は調べてみるのもいいだろう。
「おひとりさま家電」で1人暮らしを豊かにしよう
おひとりさま家電は1人暮らしを想定して設計された家電だ。コンパクトで容量自体は少ないが、個性的な機能や使い勝手のよさ、手に取りやすい価格が魅力となる。
Sさんは個性的な機能を有したおひとりさま家電を一押ししていたが、もちろん冷蔵庫や掃除機といった、基本的な家電をコンパクトなサイズにした製品も存在する。
もし、現在使っている家電で「使いづらい」と感じる部分があるのであれば、一度、おひとりさま家電をチェックしてみてはいかがだろうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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