子どもの送り迎えには「電動自転車」があると便利? 電気代やコスパについて検証!
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月1日 4時20分
![子どもの送り迎えには「電動自転車」があると便利? 電気代やコスパについて検証!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_210952_0-small.jpg)
子育てに関する情報を発信しているコノビーが2022年3月に園児が2人いるパパ、ママに対して行った送迎に関するアンケート調査によると、最も多い送迎方法は自動車、次いで自転車が2位でした。自転車で送迎する際には子ども2人を両方とも自転車に乗せるという声が多く、電動自転車の愛用者もいるようです。本記事では子どもの送迎方法として電動自転車は便利なのか、バッテリーの充電時にかかる電気代も含めて解説します。
そもそも電動自転車とは
まずは、電動自転車とはどのようなものかを確認しましょう。
・電動自転車は坂道や重い荷物があるときにもラクラク
電動自転車とは足でこいだ際に発生する力を利用し、モーターがアシストする自転車です。そのため、正式名称は電動アシスト自転車といいます。おしゃれなものから実用的なものまで種類が幅広いのが特徴です。例えば、シティモデル、子ども乗せモデル、スポーツモデル、ミニベロモデル、折りたたみモデルなどがあります。子どもの送迎に利用するのであれば、チャイルドシートがついており、ゆったりした体勢で乗れる子ども乗せモデルが向いているでしょう。
・自分に合った電動自転車の選び方
お店で実際に乗れる場合は、乗ったときに両足が床につく程度の高さのものを選びます。特に、子どもを乗せて送迎する場合は止まったときにしっかり安定させられることが条件です。また、各電動自転車によって適応身長が異なるため、その点も確認しておくほうがよいでしょう。電動自転車はメーカーやモデルが異なる場合、タイヤサイズが小さくても適応身長が高いケースがあるからです。適応身長は自分の身長より小さめのものを選んでおけば両足をしっかり地面につけますし、乗ったときに低く感じた場合でもサドルの高さで調整できます。
電動自転車の場合はバッテリーを使用するため、バッテリー容量もチェックしましょう。バッテリー容量は6~9Ah(アンペアアワー)、12Ah、14~16Ahなどがあります。最も小さな6~9Ahのバッテリーでの走行距離は大体21~36キロメートル(最大でも82キロメートル前後)になります。12Ahのもので40~60キロメートル前後(最大107キロメートルほど)、14~16Ahで41~71キロメートル前後(最大130キロメートルほど)と考えておきましょう。
電動自転車のメリット・デメリット
電動自転車は、子どもを乗せた状態でも楽々とこげるうえ、送迎にかかる時間も徒歩より短くなります。子どもの送迎以外でも、荷物をのせて走る際に重いと感じにくいです。ただ、一般的な自転車と比較して高額で、1台10万円前後します。
・電動自転車の充電時の電気代
電動自転車はバッテリーの充電が必要ですが、バッテリーの最小サイズでは週1回程度、最大サイズでは月に1回程度の充電が必要です。充電にかかる電気代はバッテリー容量によりますが、1回当たり約10~20円(安いものでは1回当たり5円程度)と考えておきましょう。バッテリーが小さいタイプは車体価格が安いですが、大きいバッテリーがついているものと比較して走行可能距離が短く、充電回数が多くなるので電気代がかかります。一方、バッテリーが大きいタイプは走行可能距離が長く、充電回数も少ないですが、車体価格が高めです。そのため、子どもを送迎する際の距離や使用頻度なども考慮して選びましょう。
・チャイルドシート
子ども乗せモデルはチャイルドシートが前づけタイプと後ろづけタイプがあります。前づけタイプは子どもの安全性が高く、運転する側も足元が窮屈に感じにくいメリットがあります。ただ、小回りが利きにくい、3人乗り用では荷物用のカゴの取り付けができない、4歳までしか乗せられないなどのデメリットがあります。後ろづけタイプは子どもの乗せ下ろしがしやすく、荷物用のカゴの取り付けが可能です。しかし、子どもの様子を把握しにくい、3人乗りする場合に自転車の運転がしづらくなるなどのデメリットがあります。
子ども乗せ電動自転車を選ぶ際はできれば試乗を
電動自転車はバッテリーが大きく、走行可能距離が長いほど高額です。1回当たりの充電にかかる電気代は10~20円前後になっています。子ども乗せモデルはチャイルドシートが前づけタイプ、後ろづけタイプがあるので、できれば子どもを連れて試乗してから購入するほうがおすすめです。また、バッテリーの容量は送迎にかかる距離や使用頻度を考慮して選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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