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将来の年金額は「9万円」ですが「団地」で暮らすなら問題ありませんか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月2日 2時20分

将来の年金額は「9万円」ですが「団地」で暮らすなら問題ありませんか?

将来受け取れる年金額が9万円の場合、どのような生活になるのか不安に感じている人もいるでしょう。また、団地であれば受給額が低くても問題なく暮らせるのか気になっている人もいるかもしれません。   本記事ではそのような人に向けて、65歳以上の単身世帯における平均支出や団地の平均家賃などについて紹介し、団地で暮らすなら問題なく生活できるかどうかを解説します。

65歳以上の単身世帯の平均支出はいくらか

総務省統計局が公表している「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)家計の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯における消費支出金額は13万2476円であることが分かります。
 
この調査結果を参考にすると、将来の年金受給額が9万円の場合、収支差額は約4万円のマイナスとなり、年金だけで生活するのは厳しいといえるでしょう。なお、この調査では住居にかかる費用は1万3090円となっていますが、賃貸物件であればさらに出費がかさむことも考えられます。
 

団地で暮らす場合の家賃はいくらか

「団地は安い」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。団地とは、公営住宅法に基づき、各自治体によって建設された県営住宅や市営住宅のことを指します。団地は低所得者や高齢者世帯など、一般の賃貸物件を借りることが難しい人でも借りられ、そのような人々のセーフティーネットとしての役割を果たしている点が特徴です。
 
家賃は団地の種類や間取り、収入などによって異なるため一概にはいえませんが、1ヶ月あたり平均1万5000円程度で借りられるところも多くあります。いずれにしても、一般の賃貸物件を借りる場合の相場よりも安く借りられるケースが多いでしょう。
 
また、通常は物件を借りる際に必要になる礼金や更新料などがかからない場合も多いため、大幅に出費を抑えられることが期待できます。さらに、収入状況などによっては国や自治体から家賃補助を受けられるでしょう。ただし、団地に住む場合も家賃以外の生活費がかかるため、場合によっては年金だけで生活するのが困難な点に注意が必要です。
 

老後に余裕のある生活を送るためには

前述したように、団地で家賃を安く抑えても、場合によっては生活が苦しくなる可能性もあります。そのような場合は、定年後も年金を受け取りながら働き続ける必要があるでしょう。また、老後に余裕のある生活を送るために、現役時代から貯蓄や投資をおこなって生活資金をためておくことも大切です。
 
「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)家計の概要」で公表されている65歳以上の単身無職世帯における消費支出金額は平均金額であるため、人によってはそれ以上に支出が多くなる可能性も考えられます。将来の年金受給額が少ないと思う人は、現役時代から工夫して、少しずつでも貯蓄を増やしていきましょう。
 

将来を見据えて、現役時代から貯蓄や投資を始めよう

本記事で解説したように、総務省統計局の調査結果をもとに考えると、年金受給額が9万円の場合は年金だけで生活するのは難しいでしょう。また、団地に引っ越す場合も、住宅にかかる費用以外にも出費はあるため、場合によっては生活が苦しくなる恐れがあります。老後に余裕のある生活をするためには、現役時代から貯蓄や投資を始めて、老後の生活資金を蓄えておくことが大切です。
 

出典

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)家計の概要 総世帯及び単身世帯の家計収支

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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