資産形成では「株主優待」や「配当金」を無視すべき? 株式投資の重要ポイント
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月2日 9時50分
金融商品のなかでもメジャーな株式投資。資産形成を行うにあたって、どのように活用していけばよいのでしょうか。本記事では、株式投資の魅力と着目点について解説します。株式投資が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
株式投資3つの魅力
株式投資の魅力は、「譲渡益」「配当金」「株主優待」の3つです。
株式投資における譲渡益とは、購入時よりも高い株価で売却したときに受け取れる利益のことです。数日~数週間程度の短期間で利益が出ることもあれば、何年もかけて利益が出ることもあります。売却のタイミングは自分自身で決める必要があるため、定期的な値動の確認が必要でしょう。
配当金とは、企業が得た利益を株主に還元するお金のことです。配当金はあくまで利益の一部なので、利益が出ていないときには還元されないこともあります。基本的には、年に1~2回ほどの頻度で保有する株数に応じた配当金を受け取れます。
株主優待とは、自社の株式を一定数以上保有している株主に、自社製品やサービスを提供する任意の制度です。株主優待を受け取りたい場合は、受け取れる期日までに株式を保有している必要があります。
株式投資における目的別の着目点
株式投資は短期か長期、どちらの資産形成をしたいかによって、着目する点が変わってきます。
短期間で利益を狙いたい人
短期で利益を狙いたい人は、譲渡益に着目して株式投資を行うとよいでしょう。譲渡益を狙う場合は、決算内容やチャート分析などさまざまな情報を分析して投資先を考える必要があるため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
特に短期で利益を狙う場合は、値動きの上下が激しい中小企業の株式を保有する人が多くいます。自分の予想が当たれば大きく利益を得られますが、その分外せば大きく損をする可能性も理解しておきましょう。比較的リスクの高い投資になるため、よく勉強してから余剰資金の範囲内で行うようにしましょう。
長期的な資産形成をしたい人
長期的な資産形成をしたい人は、配当金や株主優待に着目して株式投資を行うとよいでしょう。
前述したとおり配当金は利益の一部なので、安定して配当金を受け取り続けるには、安定して利益を出し続けている大企業がおすすめです。大企業であれば、株価の値動きも比較的安定しているため、初心者でも安心して投資できるでしょう。株価が多少下落しても、配当金を定期的に受け取ることで、トータルはプラスになることも期待できます。
また、日頃から利用している企業が株主優待制度を導入していれば、日常での恩恵を受けられるかもしれません。旅行に行くときに割引を受けられたり、企業の新商品をいち早く受け取れたりします。資産形成だけの目的にこだわらず、その企業に愛着を持って株式を保有し続けられるでしょう。
まとめ
株式投資は、自分で企業を選んで投資する必要があります。譲渡益を狙う場合は、株式投資に関する豊富な知識が必要になりますが、配当金や株主優待に着目すると、また違った観点から投資先を選べるかもしれません。自分自身の目的に合わせて、株式投資の着目点を変えてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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