ゲームでお金を稼ぐ?NFTゲームの仕組みや、税金がかかるかなどを解説
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月2日 11時10分
ゲームをプレイするだけでお金を稼げるといわれるNFTゲームが、ゲームを好きな方々の間で話題です。 しかし、仕組みや注意点が不明瞭で、不安に思う方もまだまだ多くいることでしょう。本記事では、NFTゲームの仕組みや稼ぎ方、注意点について、解説します。
NFTゲームってそもそもなに?
NFTとは、非代替トークンと呼ばれる、代替不可能なデジタルデータのことです。ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するブロックチェーン技術を基盤にして作成され、所有者などの記録改ざんが困難という特徴があります。
NFT(Non-Fungible Token)ゲームとは、この、ビットコインなどの仮想通貨の基盤であるブロックチェーン技術が、活用されたゲームです。NFTゲームでは、NFTをコンテンツとひもづけることで、データに唯一無二性を付与して、収益をクリエイターに還元可能にする仕組みを実現しました。
どうしてNFTゲームで稼げるの?
従来、ゲーム内のアイテムを、ゲーム外で売却することは不可能でした。しかし、NFTゲームでは、アイテムやキャラクターなどを、ブロックチェーン上のNFTとして発行することで、ゲーム外への移転・売却を可能にしています。
NFTゲームでお金を得る方法
NFTゲームには、さまざまな種類がありますが、本記事では、初心者の方が取り組みやすい稼ぎ方を、二つ紹介します。
ゲームのプレイ報酬
NFTゲームでは、ゲームをプレイすること自体でお金を稼げます。
例えば、歩くほどにトークン(ゲーム内通貨)を獲得できるアプリ「STEPN」は、「Move to Earn」と呼ばれるNFTゲームです。「STEPN」では、スマートフォンを衛星利用測位システム(GPS)と連携させることで、プレイヤーが移動した距離に従ってトークンを獲得できます。
専用のNFTであるデジタルスニーカーを購入することで、参加が可能になります。デジタルスニーカーは、使うほどに摩耗する仕様になっており、適宜、修理や買い替えに、トークンを支払う仕組みになっています。
キャラクターやアイテムの取り引き
ゲーム内のNFT化されたキャラクターやアイテムを使用して、お金を稼ぐ方法もあります。
このような「Play to Earn」系のアプリで、有名なアプリの一つが「Axie Infinity」です。「Axie Infinity」では、購入したキャラクターを戦わせたり、育成したモンスターを売却したりして、ゲーム内通貨である独自トークンを獲得できます。
また、ゲーム内で入手・購入したモンスターやアイテムのNFTを、マーケットプレイスなどを通じて売却して、お金を稼ぐことができます。コロナ禍では、特にフィリピンを中心に流行しました。人によっては、フィリピンの平均月収(約2万円)以上を稼いだ例もあるようです。
NFTゲームをする際の注意点
さまざまな魅力があるNFTゲームですが、プレイをする際に、気をつけるべき注意点を、二つに絞って解説します。
場合によっては賭博罪にあたる
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会の「NFTビジネスに関するガイドライン」によると、「特定の権利や価値をNFTとして提供すること自体は賭博には該当」しないとされています。しかし、以下の要件に該当する場合は、賭博罪にあたらないかを注意する必要があります。
・NFTの獲得や勝敗に偶然性がある
・財物または財産上の利益について得喪を争う(勝者が利益を得る一方、敗者は財物を失う)
例えば、中身が不明瞭なパッケージや、ガチャの方式で販売する場合などです。NFTの中には、希少性があり、高額転売が可能なものがあります。この場合、高額転売できるNFTを取得できるかどうかで、購入者の間に勝ち負けが生じるため「賭博罪の構成要件に該当するのではないか」と指摘する見解もあります。
賭博に関して、刑法185条では「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない」とされています。安全にNFTゲームをするならば、あくまでも、娯楽の範囲にとどめるようにしましょう。
税金や初期費用がかかる
国税庁によると、NFTが財産的価値を有する資産と交換可能である場合、取り引きは所得税の課税対象となります。報酬は雑所得に区分され、雑所得の金額は、NFTゲームでの収入金額から、NFTゲームにかかった必要経費を差し引いた金額となります。
また、前提として、特定のNFTを購入しなければ、参加できないNFTゲームもあります。費用の詳細は、各アプリの公式サイトをご確認ください。
仕組みや注意点を理解して挑戦しよう
NFTゲームは、注意点を守れば、楽しみながらお金を稼げるチャンスとなります。気軽に、仮想通貨に触れる機会にもなるため、気になる方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
出典
一般社団法人 日本暗号資産ビジネス協会 NFTビジネスに関するガイドライン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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