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ギャンブルでも「確定申告」を意識しよう。確定申告が必要となるケースや考えられるリスクを紹介します

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月5日 6時0分

ギャンブルでも「確定申告」を意識しよう。確定申告が必要となるケースや考えられるリスクを紹介します

ギャンブルで利益が出た場合は「確定申告」を意識することが大切です。   そこでこの記事では、確定申告が必要なケースや、確定申告をしなかった場合に考えられるリスクなどを解説します。

基本的にギャンブルで得られた利益は一時所得

国税庁のサイトによると、一時所得に含まれるものとして、「競馬や競輪の払戻金(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除きます)」と記載されています。
 
競馬、競輪以外にも、公営競技に該当するボートレースやオートレース、民営ギャンブルとしてパチンコやパチスロなどがありますが、いずれも利益が一定額を超えれば、確定申告が必要です。ただし、ジャンボくじ、ロト、ナンバーズのような宝くじや、totoなどのスポーツ振興くじは非課税所得なので、確定申告の必要はありません。
 
ギャンブルが一時所得ではなく、雑所得に該当するケースもありますが、前述したように「営利を目的とする継続的行為から生じたもの」と限定的です。基本的に一時所得と考えるとよいでしょう。
 

ギャンブルと確定申告に関するよくある質問

ギャンブルと確定申告に関するよくある質問を紹介します。
 

どれぐらいの利益で確定申告が必要になるの?

利益(もうかった金額)が50万円を超えた場合に確定申告が必要になります。「なぜ50万円なのか」といいますと、一時所得の特別控除額が50万円だからです。計算式は以下の通りです。
 
一時所得の金額=(総収入金額-支出金額-特別控除額)× 2分の1
 
上記のうち、「支出金額」は収入に直接要した金額です。例えば競馬や競輪の場合は、払い戻しがあったレースに直接かけた額のみが支出金額となります。
 

確定申告をしなくてもバレないのでは?

払戻金の銀行履歴が残る場合は、税務署にバレる可能性が高いといわれています。また、ギャンブルで勝ったことを友人知人に自慢していると、税務署への密告でバレるかもしれません。ほかにも、SNSやブログに投稿することで、税務署が把握する可能性もあります。
 
いずれにしても、ギャンブルで50万円を超える利益が出た場合は、しっかり確定申告を行うことが大切です。
 

もし確定申告をしなかった場合どうなる?

無申告が税務署に知られた場合、本来の税金以外にも、延滞税や無申告加算税などが課されることがあります。
 
延滞税とは、法定納期限の翌日から納付日までの日数に応じて課される税金です。基本的には無申告期間が長ければ長いほど高額になります。
 
また、無申告加算税とは、原則として納付すべき税額の50万円までは15%、50万円を超える部分に20%の割合を乗じた税金です。
 
このように無申告にはペナルティーがあるため、期限内に申告しましょう。
 

まとめ

今回はギャンブルによる確定申告や、よくある質問について解説しました。
 
ギャンブルで50万円を超える利益が出た場合は、確定申告が必要です。確定申告をしないまま税務署に知られた場合は、延滞税や無申告加算税が発生することがあるので気を付けてください。
 

出典

国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.1490 一時所得
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.9205 延滞税について
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.2024 確定申告を忘れたとき
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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