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生命保険の配当金とは? 配当金の仕組みと受け取り方は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月5日 6時20分

生命保険の配当金とは? 配当金の仕組みと受け取り方は?

生命保険に加入した際に、「配当金」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。配当金は生命保険に加入すれば必ずあるというものではなく、無配当タイプもあります。   そこで、本記事では生命保険の配当金とはどのようなものなのかについて、その仕組みや受け取り方はどのようなものがあるのかを含めて解説します。

そもそも配当金とは

生命保険に加入する際、どのような保険なのかについては担当者から説明があります。ここで、生命保険がどういった仕組みになっているのか、そもそも配当金とはどういうものなのかについて見てみましょう。
 

・生命保険料は3つの予定率から計算

生命保険料は、男女別や年齢別で記録された過去の死亡者数から計算した「予定死亡率」、生命保険会社の見込み運用利益から顧客に割引する「予定利率」、生命保険料に含めなければならない生命保険にかかる経費「予定事業費率」の3つから計算されています。
 

・配当金は3つの予定率の剰余金

生命保険料は上述の3つの予定率から計算されますが、予定率はあくまで予定であり、必ずしも同じ数値になるとはかぎりません。予定率と実際の数値に剰余金があった場合、それを契約者に分配する場合があります。これが配当金です。
 
配当金が分配される生命保険を「有配当保険」、配当金の分配がない生命保険を「無配当保険」といいます。
 

・配当金の分配タイプは主に2種類

配当金を毎年計算して分配する生命保険が「3利源配当タイプ」です。こちらは3つの予定率と実際の率との損益を算出したうえで剰余金があった場合に、毎年や3年ごとなどに分配する仕組みです。
 
一方、予定利率と実際の利益の差から損益を算出し、一定年数通算したうえで剰余金が生じた場合に、配当金として分配するものが「利差配当タイプ」です。利差配当タイプには、毎年利差配当タイプ、3年ごと利差配当タイプ、5年利差配当タイプなどがあります。
 

配当金の受け取り方は主に4つ

配当金がある場合、主に4つの受け取り方法があります。ただ、どちらの方法になるのかは保険の種類によって異なるので、契約する際に確認しておくのがおすすめです。
 

・現金で受け取る

配当金があった際に指定口座に振り込んでもらうなど、現金で受け取る方法です。
 

・積み立てる

配当金をすぐに受け取らずに積み立てる方法で、所定の利息がつくほか、必要であれば引き出すことが可能です。満期になったり、契約者が死亡したりした際には保険金とともに支払われます。一般的には、こちらの方法が選択されることが多いです。
 

・相殺する

配当金と生命保険料を相殺する方法です。生命保険料から配当金額分が差し引かれます。
 

・買増

配当金を一時払いの保険料とすることで、保険を増やしていく方法です。
 

生命保険の契約時には配当金もチェック

生命保険料の配当金は保険によってあったりなかったりするため、あらかじめ確認が必要です。一般的には、配当金があった場合でもすぐに受け取らずに積み立てるケースが多く、貯金のような感覚で貯められます。必要なときには引き出すことも可能です。
 
配当金の分配方法は毎年、3年ごと、5年ごとなどあるので、生命保険に加入する際にはこういった点にも注目しておきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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