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ベッドの「マットレス」は高いものがいいですか? 今は「すのこ」の上に敷布団です

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月5日 10時50分

ベッドの「マットレス」は高いものがいいですか? 今は「すのこ」の上に敷布団です

「ベッドはマットレスで決まる」とも言われます。見た目は同じように見えるマットレスですが、使われているスプリングなどによって寝心地に違いがあるようです。   もちろん、価格の高いマットレスには高品質のものが少なくありませんが、何より大切なのは自分に合っているかどうかです。   本記事で「すのこ+敷布団」と「ベッド+マットレス」の違いやマットレスの選び方を知って、自分に合うマットレスを見つけてください。

マットレスとは? その構造を解説

一般的なマットレスは、ソフト層、クッション層、スプリング層の3層で構成されています。
 

・ソフト層

ソフト層は肌に直接触れるため、繊細で柔らかい生地が使われています。素材はマットレスによってさまざまですが、通気性が高くて汗や湿気が残りにくいものを使うのが一般的です。
 

・クッション層

クッション層は、スプリング層のコイルによる痛みの防止と吸湿や保温を主な役割としています。
 

・スプリング層

マットレスに弾力を生み出すのがスプリング層の役割です。スプリング層の弾力は、コイルと呼ばれるばねによって生み出されています。「スプリング層によって寝心地が変わる」と言われるほど、マットレスにとって最も重要な層です。
 

・ノンコイルマットレス

マットレスの中には、スプリング層にコイルが使われていないものがあります。代表的なのは、ゴムを使用したラテックスマットレス、空気を入れて使用するエアーマットレス、水を入れて使うウォーターベッド、ヤシの木の繊維を使ったパームマットレスなどです。
 

「すのこ+敷布団」と「ベッド+マットレス」の違い

すのこは何枚かの細い板をつなげた隙間のある台で、敷布団の下や風呂の床に敷いたりして使います。「すのこ+敷布団」のメリットは、通気性の良さと比較的安価であるという2点です。
 
一方の「ベッド+マットレス」は「すのこ+敷布団」よりも高価にはなりますが、睡眠中の体の負担を軽くしてくれる製品が少なくないといったメリットがあります。また、多くの製品の中から自分に合ったものを選べるのもマットレスのメリットの1つです。
 

自分に合ったマットレスの選び方

ベッドを使って眠る場合には、真っすぐ立っているときと同じ姿勢が理想的とされています。人が直立しているときの背骨の形はゆるやかなS字のため、睡眠中も背骨がゆるやかなS字を描いているのが理想的な姿勢のようです。
 
この姿勢を維持するためには、体をしっかり支えて沈み込み過ぎず、ほどよいクッション性で体を受け止めてくれて、体への圧力(体圧)をバランスよく分散してくれるマットレスが理想とされます。
 
スプリングの質にこだわった高価なマットレスには寝心地の良いものが少なくありませんが、必ずしも価格が高ければすべての人にいいわけではありません。
 
理想的な睡眠姿勢を重視しながら、寝具店などで実際に寝たり相談したりしながら、時間を掛けて自分に合ったマットレスを見つけることが大切です。
 

 

まずは寝具店でマットレスを体感してみよう

「すのこ+敷布団」と「ベッド+マットレス」のどちらがいいかは人それぞれのため明言できません。ただし、体への負担を考慮した場合には、さまざまな製品が販売されている「ベッド+マットレス」を選んだほうがいい場合が多いでしょう。
 
マットレスには高価なものも少なくありませんが、必ずしも高いものが自分の体に合うとは限りません。まずは寝具店に赴いて実際にマットレスを体感してみることから始めてみてください。
 

出典

nishikawa日本睡眠科学研究所 良い睡眠の秘密 寝姿勢保持と体圧分散
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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