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「エアコン掃除」でいくら節約になる?「節電効果」や「清掃のコツ」についても解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月7日 4時10分

「エアコン掃除」でいくら節約になる?「節電効果」や「清掃のコツ」についても解説

エアコンを清掃しないと余計な電力が必要になるほか、カビの発生や故障の原因にもなります。本記事では、エアコンクリーニングにより得られる節電効果や清掃のコツなどについて解説します。

エアコンを掃除しないとどうなる?

エアコンの冷房機能は外から空気を取り入れて、内部の熱交換器で空気を冷やし、送風ファンで外へ送り出す仕組みです。エアコンを掃除しないと内部の空気の通り道に汚れが付着していき、空気を吸い込むのに余分な電力が必要になります。また、送風ファンに汚れがつくと風力が低下するため、汚れがついていない状態と比べて温度を下げるのに必要な時間が長くなります。
 
さらに、掃除をしないと内部でカビが繁殖しやすくなります。カビが生えた状態でエアコンを使用すると、せきやアレルギー症状などの健康被害が起きる可能性があるだけでなく、汚れがひどくなりエアコンにかかる負荷が大きくなれば故障することもあるのです。
 

エアコンの掃除で得られる節電効果

エアコンを掃除するとどの程度の節電効果が得られるのでしょうか。経済産業省資源エネルギー庁によると、エアコンのフィルターを月に1回または2回清掃することで、年間31.95kWh(約990円)の省エネができます。
 
年間の節約金額は大きくないかもしれませんが、カビの発生やエアコンの故障を予防することも考えると定期的に掃除をしたほうがよいでしょう。
 

エアコン掃除のコツ

エアコンを掃除する際のコツをいくつか紹介します。
 

日常的な手入れ

日常的にできるエアコンの手入れはフィルターの掃除で、目安は2週間に1回くらいです。通常の汚れであれば、掃除機でフィルターについたほこりを吸い取ります。掃除をする際の注意点は、先にフィルターの外側から吸い取ることです。ほこりの大部分はフィルターの外側についているため、内側から吸い取ろうとするとほこりがフィルターに詰まってしまいます。
 
汚れがひどい場合はシャワーなどを使った水洗いもおすすめです。水洗いをする場合も、先に水を内側から外側にかけておくと、汚れが目詰まりしにくくなります。
 
自動掃除機能がついているエアコンの場合は、こまめなフィルターの掃除は必要ありませんが、ダストボックスにたまったゴミを定期的に捨てる必要があります。自動掃除機能がついているエアコンは機種によって取り扱いが異なるため、詳しい掃除の方法はそれぞれの取扱説明書を読んでください。
 

業者に依頼した方がよい場合

エアコンの内部にも汚れはたまっていくため定期的な掃除が必要です。ただし分解が必要なため、内部の掃除は素人には難しいですが、3年に1回を目安に業者に清掃を依頼すると、エアコンの内部もきれいな状態を保(たも)てます。
 
もしエアコンから嫌な臭いがする場合や、吹き出し口に黒い点状のものを発見した場合は、内部でカビが発生している可能性が高いため早めに業者に依頼しましょう。
 

まとめ

エアコンの掃除によって節電できる金額はそれほど大きくないかもしれませんが、カビなどを予防できることも考えると、定期的な手入れが大切です。自分でできるエアコンの手入れはフィルターの掃除で、2週間に1回を目安に手入れをするとよいでしょう。また、3年に1回は業者によるエアコンクリーニングを行うこともおすすめします。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬

 
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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