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恋人と私の年収はあわせて「620万円」です。結婚してやっていけるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月6日 10時10分

恋人と私の年収はあわせて「620万円」です。結婚してやっていけるでしょうか?

結婚することで、これまで別々だった家賃や光熱費等を1つにまとめられます。そのため恋人と別々に暮らすよりも、生活が楽になると考える人も多いでしょう。それでも、結婚に際して、お金に関する不安を完全に払拭するのは難しいものです。   本記事では、自分と恋人と合わせて年収が620万円の場合、結婚してやっていけるかどうかを、平均の世帯年収や消費支出額を参考にしながら考えます。

2人以上の世帯の平均年収は630万円

まずは、総務省統計局の「家計調査」を基に、2人以上の世帯の収入を見ます。2022年の同調査結果によると、2人以上の世帯の平均年収は630万円でした。自分と恋人の年収を合わせて620万円の場合、ほぼ平均的な世帯年収とみてよさそうです。
 

・勤労世帯の平均年収は750万円超

630万円という数字は全世帯の平均年収を表したものですが、勤労者世帯に限ると状況が変わります。世帯主が働いている勤労者世帯に限ってみると、平均の世帯年収は757万円です。世帯全体の平均年収と比較すると、100万円以上高いことになります。
 

・地域ごとに異なる世帯収入

世帯年収には、地域差もみられます。地域はさまざまな分類が可能ですが、例えば「大都市」の場合、勤労者世帯の平均年収は795万円です。「中都市」では759万円、「小都市」では705~738万円となっており、やはり都市の規模が大きくなるほど世帯年収が増える傾向がみられます。
 
また、関東の平均世帯年収は816万円で、他のエリアよりも高い傾向がみられました。北陸や東海、近畿地方は730~760万円ほどと関東地方よりは低いものの、勤労者世帯の平均程度の水準となっています。
 
北海道が703万円と700万円台にのっているものの、東北や中国、四国、九州地方は600万円台という状況です。沖縄は勤労者世帯に限っても平均世帯年収が617万円と、顕著に低い結果となっています。
 

2人以上の世帯の消費支出額はいくら?

年収は同程度でも、支出額が異なれば生活に与える影響も異なってきます。2022年の「家計調査」の結果によれば、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の1ヶ月あたりの平均消費支出額は約32万円です。単純に計算すると、年間で384万円の消費支出額となります。
 

・年収600万円台の世帯の消費支出額は?

家計調査では、世帯年収ごとの消費支出額も公表されています。これによると、2人以上の勤労者世帯のうち、年収が600~650万円世帯の1ヶ月あたりの平均消費支出額は約27万6000円です。これも単純に計算してみると、年間で約331万円となります。
 

世帯年収620万円でも、じゅうぶんやっていける

上記のように、世帯年収により消費支出額は変わりますが、一般的な消費行動であれば、世帯年収620万円でも、じゅうぶんにやっていけるといえるでしょう。
 
ただし、結婚後に子どもが欲しいと考えていたり、あるいは、自宅の購入を考えていたりなど、ライフスタイルによって生活が楽になるかどうかは大きく変わります。結婚しても問題なく生活はできますが、将来設計をしっかりと立てた上で、収入の一部を貯蓄に回すなどの計画的なお金の使い方が求められそうです。
 

結婚後の生活をイメージした上でのお金の管理が重要

2人以上の世帯の平均年収は630万円であり、勤労者世帯に限ると平均年収は750万円を超えます。結婚の時点で世帯年収が620万円であれば、決して少なくはないでしょう。結婚しても、じゅうぶんにやっていける年収であるといえます。
 
ただし、ポイントとなるのは結婚後の生活です。子どもの有無や従事する業界の動向なども見据え、将来をイメージしながらのお金の管理が求められます。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年 2-3 年間収入階級別

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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