ご祝儀に「使用済みのお札」はマナー違反？「新札」はどこで手に入れられる？

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月10日 10時10分

結婚式のご祝儀には新札が好まれます。しかし、家中を探しても新札が見つからないケースもあり、焦った経験がある人もいるでしょう。新札が見つからない時、どこに行けば新札を入手できるのでしょうか。また、新札がどうしても入手できない場合、ご祝儀に使用済みのお札を入れるのはマナー違反となるのかを解説します。

結婚式のご祝儀に新札がよいとされる理由

結婚式のご祝儀には、新札が望ましいとされています。その理由は主に2つあります。

1つ目の理由は、ご祝儀に新札を使用することで新しい門出を祝うメッセージを伝えるためです。新郎新婦の新しい門出に、使い古したお札を使用するのは失礼だと捉えられる可能性があります。

2つ目の理由は、結婚式を心待ちにしていた気持ちを伝えるためです。結婚式は事前に日程が分かっているため、ご祝儀を用意する時間が十分にあります。ご祝儀に新札を使用することで、結婚式を心待ちにして早くからご祝儀を用意していたことを意思表示できます。

なお、結婚式のご祝儀にはピン札と新札のどちらを使っても問題ありません。ピン札は折り目やシワがついていないお札を指し、新札は1度も使用していないお札を指します。厳密にいうと2つのお札は別物ですが、ピン札と新札の見分けは難しいため、ご祝儀にどちらを入れても問題ないでしょう。

新札を入手できる場所

新札を入手したい場合、銀行の窓口で交換するのが最もスムーズです。「○万円を○枚、新札で受け取りたい」と金種指定したうえで、現金の両替や口座からの出金を行いましょう。

ただし、多くの銀行では金種指定料金がかかります。三菱UFJ銀行の場合、金種指定の現金払い戻しに0～550円の手数料がかかります（500枚まで）。窓口が混んでいる場合は、銀行内にある両替機を使うのがおすすめです。両替専用のカードもしくはキャッシュカードがあれば、新札を指定して両替ができる銀行が多いでしょう。

当日までに新札を用意できなかった場合は、結婚式場のフロントで新札や新札に交換してもらえる可能性もあります。ただし、新札や新札の交換に応じてくれるかは、結婚式場によって対応が分かれます。仕事などで忙しく銀行に行けない場合は、数日前までに電話で結婚式場に問い合わせたほうが安心です。