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「今月は3件も友人の結婚式に招待された…!」おめでたいけど財布がキツイ! ご祝儀の「最低額」はいくら?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月10日 2時0分

「今月は3件も友人の結婚式に招待された…!」おめでたいけど財布がキツイ! ご祝儀の「最低額」はいくら?

6月といえばジューンブライド。この時期は結婚式に招待されることも多いのではないでしょうか。大切な友人からのおめでたい報告は幸せな気持ちになりますが、1ヶ月の間に何件も結婚式に招待されるとなるとご祝儀の出費が重なり、正直財布の状況が厳しい……と感じることもあるでしょう。   本記事では、結婚式に招待されたときのご祝儀の相場と、最低額について解説します。

ご祝儀の相場は?

結婚式に招待された際に贈るご祝儀の額は、その関係性で異なります。一般的な相場はいくらくらいなのでしょうか。
株式会社リクルートの調査によると、友人の結婚式に招待された場合、ご祝儀として3万円を贈ることが多いとのことでした。日本では古くから「奇数」が縁起のいい数字であるとされていることも、この額に影響していると考えられます。
 

結婚式でゲスト1人にかかる費用

友人の結婚式に用意するご祝儀の金額は3万円が相場であるものの、「正直3万円は高い……」と感じている人もいるでしょう。しかし、結婚式に参列すると、豪華なコース料理が用意され、帰りには引き出物やプチギフトをプレゼントされることがほとんどです。
 
それでは、結婚式に招待された場合、ゲスト1人当たりのおもてなしにはどれほどのコストがかかるのでしょうか。
株式会社リクルートの調査によると、料理・飲み物代の平均は2万1000円、引き出物・引き菓子の平均は7000円であり、ゲスト1人当たりのおもてなし金額は約2万8000円だということが分かりました。つまり、ご祝儀のほとんどがゲストのおもてなしに充てられ、純粋なご祝儀は2000~3000円程度ということになるのです。
 

ご祝儀の最低額はいくら?

友人の結婚式へのご祝儀の相場は3万円ではありますが、近年ではご祝儀として2万円を包むケースもあります。「2」は偶数であるものの、「ペア」を連想させることから、偶数であっても問題ないという考え方があるのです。
 
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の調査によると、友人へのご祝儀に2万円を包んだ人は、全体の4.3%でした。少人数ではあるものの、「ご祝儀2万円」を選択する人は一定数いることが分かります。
 
ただし、先ほども解説した通り、ゲスト1人当たりのおもてなしに必要な費用を考えると、2万円では主催者に負担をかけてしまうことがあります。また自分のほうが友人より先に結婚式を挙げている場合、いただいたご祝儀に相当する額を包むのが礼儀ともいえるでしょう。
 

どうしてもご祝儀を包めない場合は欠席を

どうしてもご祝儀が用意できない場合は、残念ですが欠席も視野に入れましょう。3万円分のご祝儀を用意できないからといって、相場よりもかなり少ない額を包むのは失礼に当たります。
とはいえ、結婚式に参列してほしいと招待してくれた、大切な友人のはずです。結婚式に参列できなくても、お祝いとしてご祝儀やギフトを贈るなどしてお祝いの気持ちを示しましょう。欠席のご祝儀の相場は1万円とされています。
 

大切な友だちの晴れの日には惜しまずお祝いを

結婚式の招待が続くとご祝儀がかなり高額になり、なんとか節約したい気持ちになってしまうこともあるでしょう。しかし、お祝い事のお金をケチってしまうのは、自身がご祝儀の額に負い目を感じながら結婚式に参列することになってしまうかもしれませんし、今後の友人関係に影響も出かねません。
 
結婚式の招待は半年~数ヶ月前に声がかかることがほとんどです。友人の晴れ舞台を気持ちよくお祝いするためにも、ご祝儀を計画的に少しずつ準備して、心からのお祝いとして包むことができるといいですね。
 

出典

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2022
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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