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電気代がまた値上げだけど、猛暑にエアコンは欠かせない…。エアコンの節電方法は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月11日 1時10分

電気代がまた値上げだけど、猛暑にエアコンは欠かせない…。エアコンの節電方法は?

本格的な夏を前に、大手電力会社7社が2023年6月から電気料金の値上げを発表しました。しかし、場所によっては気温が40度を超える場所もあるなど、日本の夏の暑さは厳しくなっていて、今やエアコンは命を守るためにも必要なものです。   そこで、本記事ではエアコンを使いながら節電する方法を紹介します。夏を前に、しっかり対策をしておきましょう。

この夏の電気料金はどのぐらい上がる?

大手電力会社7社は2023年6月1日の使用分から、電気料金を値上げします。今回、値上げを発表したのは北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中国電力・四国電力・沖縄電力です。中部電力・関西電力・九州電力の3社は、今回値上げの予定はありません。
 
一般的な家庭でどのぐらい1ヶ月あたりの電気代が増えるかというと、電力会社の管轄する地域ごとに異なりますが、最も高かったのは沖縄電力で、2771円増加で1世帯あたりの平均的な使用料は9265円となります。最も値上げ幅が少ないのが881円増の東京電力で、1世帯あたりの平均的な使用料は7690円になります。
 
総務省が公表している「家計調査」によると、2023年3月時点における1ヶ月あたりの電力料金は、二人以上の世帯で1万7228円でした。家族が多い世帯ほど、電気料金の値上げによる負担感は大きくなるでしょう。
 

エアコンの節電方法をおさらい

それでは、エアコンを使いながら上手に節電するにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、いくつかの方法を紹介します。
 

・エアコン、室外機を定期的に掃除

エアコンフィルターにほこりやごみがたまると、冷房の効果が弱くなりますし、部屋を冷やすために電力が必要になります。そのため、エアコンのフィルターは2週間に一度をめやすに掃除しましょう。また、室外機まわりに物が置かれているなどすると、その分室外機に負荷がかかり、電気代が上がってしまいます。室外機まわりも片付け・掃除を行いましょう。
 

・扇風機やカーテンを活用する

部屋全体の温度を効率よく下げるために、扇風機やサーキュレーターを活用して冷たい空気を室内に循環させると、温度ムラがなくなり、涼しく感じられるようになります。また、遮熱性の高いカーテンを使うことで、外の気温が高くても影響を受けにくくなります。
 

・エアコンは自動運転がおすすめ

節電しようとしてエアコンの風量を弱くすると、かえって設定温度まで部屋の温度を下げるために電気を使うことになります。風量は「自動運転」を選んでおくと、部屋の温度を効率的に下げられるようになるため、おすすめです。
 

・短時間の外出時はつけっぱなしにしておくほうがおすすめ

エアコンは、温度を急激に変えるときに電力を多く使うため、部屋の温度が上がったり下がったりをくり返すよりも、一定に保たれているほうが電力使用量は少なくなります。短時間の外出時はつけっぱなしにして、エアコンの温度調節機能に任せるとよいでしょう。ただし全ての場面において、つけっぱなしのほうがお得というわけではありません。気温や時間によって、つけっぱなしとこまめに入り切りの使い分けをするのがおすすめです。
 

正しい知識を身につけて節約しよう

エアコンを使うときに、電気代を下げるためにこまめにオンオフをくり返したり、風量を弱くしたりしていた人もいるかもしれませんが、節電のための知識を得れば、負担感を軽減できるでしょう。また、適切に使用することで体調不良になってしまうリスクを減らせます。上手にエアコンを活用して、節約をしながら元気に夏を乗り切りましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 第3-2表 2023年3月
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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