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子どものおこづかいを小学生は「月1000円」、中学生は「2000円」あげています。これって少ないですか? 平均はどのくらいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月14日 5時0分

子どものおこづかいを小学生は「月1000円」、中学生は「2000円」あげています。これって少ないですか? 平均はどのくらいでしょうか?

子どものおこづかいについて、「いくらあげればよいのか」「みんなどれくらいあげているのか知りたい」と思う人も多いのではないでしょうか。   本記事では、金融広報中央委員会が2015年度に調査した「子どものくらしとお金に関する調査」の内容を参考に、小学生と中学生のおこづかいの金額や使い道などについて解説しています。

おこづかいはどれくらいの子どもがもらっているのか

そもそも、おこづかいはどれくらいの子どもがもらっているのでしょうか? 調査によると、小学生の7割強、中学生の8割強がおこづかいをもらっています。
 
おこづかい制にするとお金の大切さや計画的にお金を使う方法などを学べます。例えば、欲しいものがあるときでも、「本当に必要なのか」「どうやって買えばいいのか」などと考えるようになることが期待できます。
 
とはいえ、おこづかいを過剰に与えたり、反対に少なすぎたりすると、あまり効果が期待できなかったり、子どもからすると不満が募ったりするかもしれません。
 

おこづかいの平均値・中央値

おこづかいの平均値と中央値について見ていきましょう。まずは小学生ですが、「月に1回」もらっている場合、その金額の平均値と中央値は図表1のとおりです。
 
図表1
 

平均値 中央値
低学年 1004円 500円
中学年 864円 500円
高学年 1085円 1000円

 
金融広報中央委員会 「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査を基に作成
 
「月に1回」おこづかいをもらっている小学生は、1000円程度が平均値のようです。なお、最も回答が多かった金額は500円です。
 
続いて中学生ですが、中学生の平均値は2536円、中央値は2000円です。ただし、最も回答が多い金額は1000円です。
 
タイトルのように、小学生で1000円、中学生で2000円のおこづかいをあげている場合、少なすぎるということはなさそうです。
 

おこづかいの使い方

小学生や中学生はおこづかいをもらって、何に使っているのでしょうか。
 
小学生では、低学年から高学年まで、「おかしやジュース」が最も多い使い方です。次いでゲームやおもちゃ関係が共通して順位が高く、高学年では漫画や本・雑誌が上位の使い方です。
 
中学生のおこづかいの使い方は、多い順に次のとおりです。
 

●友達との外食・軽食代
●おやつなどの飲食物
●友達へのプレゼント
●文房具
●家の人へのプレゼント

 
小学生と比べると、友人に関係する使い方が多くなっています。
 

おこづかい制の注意事項

お金の大切さが学べるおこづかい制ですが、注意すべき点もあります。
 
例えば、定期的にお金を与えることで、子どもが「お金は何もしなくてももらえる」と勘違いしてしまう可能性があります。小さい子どもにとっては働いてお金を得るということが理解できず、何もしなくてもお金をもらえると認識することは危険です。
 
何かの対価としてお金を得ることを教えるために、お手伝いをしたらおこづかいをあげるという方法もあります。こちらも労働の対価でお金をもらえることを教えられるなどのメリットがある一方、お手伝いがお金目当てとなってしまう可能性がある点には注意が必要です。
 

おこづかいの方法や金額は子どもの成長に合わせて柔軟に考えよう

おこづかい制には良い面と注意すべき面があり、それぞれの家庭に合った仕組みを考えることが大切です。子どもの成長に合わせ、どういう方法や金額がよいのか、家庭ごとに柔軟に考えましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回) 2015年度調査

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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