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金融機関はお金の計算が合わないと「帰れない」!? 残業代は発生するの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月14日 9時30分

金融機関はお金の計算が合わないと「帰れない」!? 残業代は発生するの?

金融機関はいろいろな人のお金を取り扱っているため、1日の終わりにすべての取引が問題なく完了しているかを確認しなければいけません。問題なく取引ができていれば最終的な金額は合っていますが、どこかで間違いなどが起きていると金額が合わなくなります。   本記事では、最終的なお金の計算が合っていないと本当に帰れないかに加えて、残業代などがどうなるかなどについて解説するため参考にしてみてください。

金融機関はお金の計算が合わないと帰れない

金融機関は、お金の計算が合わないと帰ることができません。お金の計算が合ってない状態はどこかで正常に取引が終わっていない状態であり、お金の計算がずれてしまう状態とは、預かっている金額とコンピューター上で入力している金額が合っていないということです。
 
お金だけ預かってコンピューター上で入力を忘れていたり、預かった金額を勘違いして入力を間違っていたりとさまざまな原因が考えられます。
 
その中でも多いケースは、金額の数字を間違えて入力してしまうケースで、1万5000円預かっているのに5万1000円と数字の順番が入れ替わっているなどです。実際に入力していると見逃してしまうことは時々あるため、金融機関で働いていると誰もが一度は経験したことがある失敗なのではないでしょうか。
 
金融機関からすると最終的な金額が合っていない状態は大きな問題ですから、原因が見つかるまで伝票などを確認して原因を探すのが一般的です。
 
どうしても見つからない場合は手続きミスとして計上するケースもありますが、基本的には原因を見つけられるまでは帰らずに職員総出でミスを見つけます。場合によってはシュレッダーしてしまった書類も確認して探すため、どうしても時間がかかってしまうことが多いです。
 
筆者は実際にお金の計算が合わなくて2時間以上原因を探した経験もあり、見つけられるまではかなり焦っていたのを覚えています。
 

原因を探している間は残業代は発生する?

原因を探している間でも業務として行っているため、残業代は発生します。また、店舗責任者は残業時間が長くなっている点について指摘されるケースが少なくありません。近年では残業時間を少しでも短く抑えて、できるだけ定時に帰宅するように業務改善をおこなっています。
 
そのため、従業員が全員帰らずに店舗に残っていると本部は翌日などに把握できるので、場合によっては原因が見つかっても大きな問題と認識されるでしょう。
 
しかし、残業時間を短くするように業務改善を進めていても、役職についていない場合は残業時間としてカウントされているので、帰宅時間が遅くなってしまっても残業代は支払われます。
 

金融機関ではお金の計算を間違えないように工夫がされている

金融機関ではお金の計算を間違えないようにさまざまな工夫がされており、お金を預かってコンピューターに入力する担当者も伝票と入力内容が合っているか確認します。また、伝票は役職者が確認して不備がないか見てから、検印を押すなどダブルチェック・トリプルチェックが基本です。
 
そのため、お金の計算が合わない状態になるのは数ヶ月に一度程度であり、ほとんどの計算違いは原因がすぐにわかるので安心してください。
 

まとめ

金融機関はお金を取り扱う業務なので、預かっている金額とコンピューター上の金額が合っているかは重要です。金額が合っていないと正常に取引がおこなわれていない状態であるため、従業員総出で原因を探して解決します。
 
しかし、金融機関ではダブルチェック・トリプルチェックをして、問題が起きないようにさまざまな取り組みをしているのがほとんどです。そのため、金融機関を利用する人は安心して利用してください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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