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今や「推し活」は当たり前の文化!? 手取り20万円の人は月いくらまで使っていい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月16日 10時0分

今や「推し活」は当たり前の文化!? 手取り20万円の人は月いくらまで使っていい?

「推し活」とよばれる、アニメやアーティストのライブ参加・グッズ購入などは、今や若者を中心に当たり前の文化となっています。しかし多くの人が、推し活にどの程度の金額を使っているのか気になるところです。   本記事では、推し活とはどのような文化なのか、またどのくらいの出費をしているのかについて手取り20万円の人を例に挙げて解説します。

推し活とは?

「推し活」は、特定のアーティストやキャラクターなど、あるいは何らかの対象を「推し」として、その存在を深く追い求める活動のことです。これはコンサートやイベントへの参加、グッズの収集、SNSでの情報共有など、さまざまな方法で行われます。
 
推し活というと、単なる趣味以上の意味をもち熱中する姿をイメージする人も多いのではないでしょうか。推し活は、心の支えや自己表現の場、社会とのつながり、自己啓発の源、さらには自己のアイデンティティーを形成する要素として機能することもあります。これらの側面は、自身の生活をより豊かで充実したものにするための、重要な役割を果たすのです。
 
心の支えとしての「推し」は、日々の生活のなかでの小さな喜びや慰め、時には困難な局面での助け舟となります。「推し」が成功を収めたり、困難を乗り越えたりする姿を見ることで、ファン自身も自己の問題に立ち向かう勇気やモチベーションを得ることができるのでしょう。
 
また、自己表現の場としての「推し活」は、自己の価値観や感情を表現する場となります。特定の「推し」を支持することで、自己の価値観や趣味、個性をアピールすることができる側面もあるのです。
 

推し活に使える金額

それでは、推し活に使用するお金はどれくらいの人が多いのでしょうか。ここでは手取り20万円の人を例にとって見ていきます。
 
手取り20万円の場合の推し活への支出について考えるには、まず重要な生活費や必要な貯金額を把握する必要があるでしょう。生活費は家賃や公共料金、食費、交通費、通信費などが含まれます。
 
例えば、家賃が6万円、食費が3万円、水道光熱費が1万円、通信費が1万円、日用品費を3万円だとすると、その合計は14万円となります。そこから最低限の交際費として2万円、貯金として3万円を利用すると考えると、残りは1万円程度です。この金額が、推し活に利用できる金額といえるでしょう。
 
株式会社エイチームフィナジー(大阪市)が2022年12月に、全国のジャンルを問わず何らかの推しがいる15歳以上75歳未満の男女444名を対象とした、「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」によると、推し活に使う金額が月5000円未満である人が7割以上という結果も出ています。
 
また、月に使える上限額を設定するなど節制を意識したり、ファンクラブやオフ会への参加など、ほかのファンたちとのコミュニケーションを中心としてお金をかけなくても充実しやすい推し活をしたりと工夫をしているようです。現在では推しの活動を応援するために、SNSでのシェアや口コミでの布教活動など、金銭的な負担を伴わない形での支援もできます。
 

ライフスタイルとのバランスを考えて推し活を楽しもう

多くの人が推し活のために支出を工夫していますが、生活に必要な費用を削ることはあまり推奨されないでしょう。推し活はあくまで趣味の一部であり、自分自身のライフスタイルとバランスを保ちつつ、自分が何に価値を見いだして何を優先するかを決めることが大切です。
 
収入が多くないなかでも推し活を楽しみつつ、生活も健全に保つようにしましょう。
 

出典

株式会社エイチームフィナジー ナビナビ保険 推し活にかけるお金と節約に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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