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電気代の節約ポイントは、エアコンの「風量」ではなく「設定温度」だった!?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月15日 9時0分

電気代の節約ポイントは、エアコンの「風量」ではなく「設定温度」だった!?

夏場に心配なのが、エアコンを使用することでの高額な電気代。そのため、使用時間を短くしたり、風量を下げたりして、節電を意識しているご家庭も多いでしょう。   しかし、一番節約に効果的なことは、エアコンの設定温度を上げることです。今回は、エアコンの消費電力を抑えて節約する方法をご紹介します。さらに、より節電効果を高めるポイントをまとめました。   ちょっとしたポイントを意識して、エアコンの使い方を工夫することで、快適に過ごしつつ、効果的に電気代を節約できるでしょう。

エアコンの消費電力の違いは「温度差」にあった

エアコンの電気代は、消費電力によって大きく変わります。消費電力が多くなる原因のひとつは、室内温度と設定温度の差が大きいことです。
 
気温が30℃の夏場に、28℃設定で稼働するよりも、気温が5℃の冬場に、23℃設定で稼働するほうが消費電力は上がり、電気代も高くなります。冬に、エアコンによって電気代が高くなるのは、この理由からです。
 

電気代を節約するには「設定温度」を調節しよう

夏に、エアコンの電気代を抑えるには、設定温度を上げることが大切です。なかには、風量を下げれば節約できると、考える人もいるかもしれません。
 
しかし、環境省では、夏の冷房時の設定温度を1℃高くすることで、約13%(約70ワット)の消費電力を削減できるとしています。
 
具体的には、27℃から28℃に設定温度を変更した場合、年間で30.2キロワットアワーの節電につながり、約936円の節約になるとのことです(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の電力料金目安単価1キロワットアワー:31円で試算した場合)。
 
そのため夏場は、エアコンの設定温度を28℃にするとよいでしょう。ほかには、エアコンのフィルターはこまめに掃除して、室外機の周りに物を置かないことを徹底するだけで、消費電力の削減につながります。
 

エアコン28℃設定でも夏場を快適に過ごすためのポイント

設定温度を上げれば、節約できることは分かったけれど「28℃設定では暑そう」と感じる人もいるかもしれません。その場合は、扇風機やサーキュレーターを併用することをおすすめします。
 
扇風機やサーキュレーターで風を送ることで、体に直接風があたり、体感的に涼しく感じやすくなります。そうすることで、エアコンの設定温度が高くても、快適に過ごせるでしょう。
 
また外出時は、朝や昼間でもカーテンを閉めておくことで、日光による室内の温度上昇や、エアコンの冷気が外に逃げることを、防ぐ効果が期待できます。断熱機能のあるカーテンであれば、より有効です。
 

エアコンの設定温度を上げて賢く節電

エアコンの使い方次第で、消費電力を抑えて、電気代を節約できます。節約のポイントは、室内温度とエアコン設定温度の差を少なくすること。
 
夏場は28℃を目安に設定して、室内の温度を上げないように、工夫することが大切です。扇風機やサーキュレーターなどをうまく活用して、快適に過ごしましょう。
 

出典

環境省 みんなで節電アクション!「家庭でできる節電アクション」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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