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エアコンよりも電気代が安い!? 「省電力」かつ「涼しい」冷風機で暑い夏を乗り切るには?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月15日 9時10分

エアコンよりも電気代が安い!? 「省電力」かつ「涼しい」冷風機で暑い夏を乗り切るには?

夏場には、ほとんどの家で使用されるエアコンですが、電気代が高くなることが難点。電気代値上げの影響もあり、少しでも電気代を安く抑えたいと考えている人も多いでしょう。   そこで、おすすめするのが、冷風機です。冷風機とは、冷たい風を出し、部分的に涼しくしてくれる製品です。今回は、冷風機の仕組みと電気代について解説します。   さらに、冷風機をうまく活用して、夏を快適に過ごすコツもご紹介します。エアコンによる電気代を少しでも抑えたい人は、必見です。

「冷風機」とは?

冷風機とは、取り入れた空気を、熱交換器で冷やして送風する冷房機器です。扇風機と違って、冷たい風が出ることが特長です。仕組みはエアコンと同じですが、広い範囲には対応できないため、部屋全体を冷やすよりも、部分的に涼しくする効果があります。
 
冷風機のほとんどは工事不要で使用できて、なかには、持ち運び可能な機種もあります。ものによって、排熱ダクトが必要になるなど、設置場所が限られてしまうものもありますので、注意しましょう。
 

冷風機にかかる電気代 エアコンと比較してみた

ここでは、冷風機にかかる電気代をチェックして、エアコンと、どちらのほうが高くなるのか、比較してみます。ちなみに、家電製品の電気代を算出するには、以下の式で計算します。
 
製品の1時間あたりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー)
 
上記の式にあてはめて、冷風機の電気代を計算してみましょう。冷風機の消費電力は、だいたい50ワットであるため、今回は0.05キロワットとします。1日8時間稼働するとして計算します。
 
0.05(キロワット)×8(時間)×30(円/キロワットアワー)=12
※東京電力エナジーパートナーの電力量料金単価:30円/キロワットアワーの場合
 
1日あたりの電気代は12円、1ヶ月にすると360円ほどです。
 
同じ計算方法で、エアコンの場合を計算(550ワットのエアコンを8時間稼働した場合)すると、1日あたりの電気代が132円、1ヶ月にするとおよそ3960円でした。比較すると、冷風機のほうが、電気代を安く抑えられることが分かります。
 

冷風機を使って夏を快適に過ごすコツ

冷風機はエアコンと違って、部屋全体の温度を下げることはできません。そのため、夏場に冷風機のみで過ごすことは難しいでしょう。しかし、工夫次第で、エアコンの使用頻度を減らすことは可能です。
 
冷風機は、部分的に涼しくしてくれますので、狭い部屋での使用や、自分一人のときなどに活用するとよいでしょう。個人の部屋ならば、冷風機を代用することで、エアコンをつけるよりも大幅に電気代を抑えられます。
 
また、扇風機と併用することもおすすめです。夜間に、エアコンをつけっぱなしにすると寒いけれど、扇風機だけでは蒸し暑いと感じる際は、冷風機と扇風機を併用することで、涼しい風を部屋全体にまわせます。
 
除湿機能のある冷風機を使えば、湿度を抑えられて、より涼しく感じるでしょう。
 

冷風機とエアコンを使い分けて節約しよう

エアコンは、部屋全体が涼しくなりますが、電気代が気になるところ。その点、冷風機は、消費電力が小さく、電気代を安く抑えられます。しかし、部屋全体を冷やす効果は期待できないため、部分的に活用することをおすすめします。
 
エアコンでは冷えすぎてしまう狭い部屋や、自分一人だけで使用するときなどは、冷風機を使うことで、エアコンを使うよりも、電気代を安くできます。双方を使い分けることで、賢く電気代を節約しましょう。
 

出典

東京電力エナジーパートナー「料金単価表‐電灯(従来からの料金プラン)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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